八尾散策ガイド
[おおつか茶舗A]

◆入れ方を教えられたりもされているんですか。
まだ、やっていないんです。いずれは、皆さんに中国茶を気軽に楽しんでいただける講座を開きたいなと思っているんですが、まだ、中国茶はペットボトルのイメージなんですよね。知ってる方は知っていて、お茶好きの人は本当の中国茶を飲める場所を探しているんです。
ただし、当店は中国茶だけにこだわっているのでなく、お茶を楽しめる店づくりを考えています。今は中国茶がもてはやされていて、形から入っていたりしますけど、もとは同じお茶の木なんですよね。中国では全然堅苦しいことはしないで、本当にお茶を楽しんでいます。日本人も日常では作法を気にせず楽しんでいます。ティーパーティとか、お茶で憩える、お茶で楽しめる方法があります。その中に中国茶があって、紅茶があって、日本茶があるという考え方をしてゆきたいなと思っています。いろんなお茶の楽しみ方を提供できたらいいなと。ただ、今は中国茶というのは知られていない部分があるので、もっと知っていただく努力をしなければいけないと思っています。
「富山大和友の会」さんで会員の方を対象にした中国茶の講座をやらさせていただいています。金沢の百番街でも「体験、中国茶を楽しむ会」をさせていただきました。


















◆お茶の魅力を一言でいうと何ですか。

「香り!」私は香りが好きで、アロマテラピーとかも勉強したんですけど・・・。お茶は飲めるじゃないですか、こちらの方が絶対いいわ(笑)と思ったんです。香りが心地よくて、飲んでおいしくて、それで元気になるのが一番です。中国茶の香りは多種多様なんです。何百種類とありますよ。さすが中国4000年の歴史です。日本茶は8割以上が「やぶきた種」です。カメリア・シネンシスというのがお茶の木なんですが、それから枝分かれしていって、やぶきた種が日本では主流になっています。日本茶は蒸してるんですけど、鹿児島では煎って製茶しているところもあります。最近、日本でも地域限定にして茶葉を作るようになってきています。日本茶は単一のものではうまみが出ないから、いろんなところのものをブレンドして、オリジナルのお茶を出しておられるますね。中国の場合はブレンドしたものもあるんですけど、その地域の茶葉だけを使ったお茶があるんです。だから、茶葉の名前、例えば、龍井(ろんじん)茶とか、碧螺春(ぴろちゅん)とか、いろんなお茶があるんですが、全然異なった形をしているし、異なった味をしています。それが種類になってきているんですね。

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