[ 金沢便り2024年2月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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2024年2月29日(木) 能登事務所

 8時半過ぎに金沢を出発して、能登事務所に向かう。のと里山海道を越の原まで行き、穴水町の中心部に下りて行き、駅のトイレを利用させていただく。七海屋さんで立ち話。能登事務所では、ヘルメットを書庫から取り出す。棚が倒れていますが、そのままにして、震災復興を考える上で参考になりそうな本をピックアップするが、倒壊した本棚に入って本を探すのに苦労する。岩井戸公民館前の住宅も様子を見に行き、倒れていた雪囲いを揃える。裏の外れていた雪囲いも、持ち上げて入れ直したので、見た目は普通に戻った印象です。金沢に戻る途中に門前町の手仕事屋に寄り、親子丼をいただく。紙の器で提供されていますが、昨日から水道の水が出るようになったとのことです。まだ、飲水としての許可が出ていないので、そばは打てていないようですが、本格的な営業再開も近そうです。富来経由で金沢に戻る。


手仕事屋の親子丼

2024年2月28日(水) 本格的なカレー

 昼は加賀で移住者さんが作られた本格的なカレーを試食させていただきました。香辛料についても学べるカレー教室を開かれるとのことです。確かに家庭で本格的なカレーが作れると、付加価値になるかもしれません。家庭でのカレーパーティも良いものです。新たなものを作ることが得意な方ですので、いろいろ考えておられて面白い。次は何を繰り出してこられるか、楽しみです。


カレー

2024年2月27日(火) オンライン相談

 午前は南三陸町での活動を整理し、FB等に集約。FBの写真も変更させていただきました。南三陸町で語り部もされている佐々木さんに撮影いただいた写真を送っていただいたので、それを使わせていただきました。望遠カメラで撮った写真を何点も送っていただきましたので、活用させていただきます。午後はいしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。報告書を作成しメールで送信。夕方からはオンラインでの移住相談。一度、石川県にお越しいただくことにしたい。


2024年2月26日(月) 海の見える命の森

 朝7時過ぎからバイキングの朝食をいただき、温泉に入る。9時過ぎにチェックアウトし、ロビーで、後藤さんとお話をさせていただく。10時半からのガイドツアーの前に、軽トラで海の見える命の森に案内いただく。バーベキューやピザを焼ける窯も作られていました。一番下のテントサイトとして整備する予定地の一角には井戸が掘られていました。最初にホテル観洋さんの所有であるこの森に案内いただいたのは2012年3月のことでした。それから何度もご一緒いただいてきましたが、中央大学のエコツーリズム研究ゼミの活動についても地元の後藤さんにお手伝いいただいてきたことが、大学としてのゼミ活動や私が頻繁に訪れ無くなっても、整備が進んでいる大きな要因です。一旦ホテルに戻り、10時半スタートのエクスカーションに参加。森への入口まで車で案内いただき、歩いて登るが、雪もほとんどなくなり、歩き易かったです。海が見下ろせる場所は、風が強く寒かったですが、後藤さんがしっかり語って下さいました。あちこち案内いただいた後、歩いて観洋まで戻り、バーベキューでランチ。私はここで失礼して、ホテルの売店で土産を購入して、さんさん商店街でも買い物。隣の復興記念公園も見学。三陸道で仙台まで戻り、新幹線で金沢に帰る。


海の見える命の森

2024年2月25日(日) 被災地語り部シンポジウム

 午前は、中央大の谷下教授、北海道から来てくれたOGの樋口さんと知人を訪ねる。能登にもお越しいただたいことのある山内太一・カヲル夫妻宅を訪問。お元気そうで安心しました。93歳と82歳で、デイケアとか利用せず、ご自宅で過ごしておられるのは素晴らしい。次に阿部博之さん宅を訪問。葬儀があり、昨日はお越しいただけませんでしたので、お顔を見に参りました。いったん、さんさん館に戻り、別々の車で港の牡蠣まつりの様子を見にいく。すごい人で、それぞれのお店に行列ができていて、通路も人でごった返していました。入谷の皆さんが出店されていた温かい手打ちそばをいただく。早めに南三陸ホテル観洋にお邪魔して、温泉に入れていただく。午後は「被災地語り部シンポジウム」が行われ、開会式の中で、能登からお越しになった三輪一雄さんと一緒に、一言はなしをさせていただきました。地元高校生によるプレゼン、朝日新聞の三浦英之の基調講話、パネルディスカッション、分科会、総括と続き、最後に語り部宣言があり、終了でした。夜の懇親会にも参加させていただき、早々に就寝させていただきました。


被災地語り部シンポジウム

2024年2月24日(土) 南三陸町

 朝6時過ぎ金沢発の新幹線で東北へ。大宮で乗り換え仙台まで。駅でレンタカーを借りて南三陸町にやってきました。途中、津山の道の駅で休憩。由布院のアトリエときの時松さんが指導されていた工房があるようで、木工品がたくさん並んでいます。南三陸町では、南三陸ホテル観洋にお邪魔して、本日のミニイベントについて、女将と打合せ。ランチとして、牡蠣そばをご馳走になりました。その後、町内を巡る。さんさん商店街は駐車場がいっぱいで賑わっていました。歌津の商店街ものぞくが、お客様は少ない。食事ができるところがもっと欲しいところです。さらに小さな港を見て回るが防潮堤が異様でした。三陸道で志津川に戻り、直売所で買い物。ひころの里にもお邪魔しましたが、懐かしい方々にお会いできました。さんさん館にチェックインし、山の神平の阿部勝善さんのところにお邪魔して、お話をうかがう。5時過ぎにはさんさん館に戻り、5時半過ぎからは、地域の人に集まっていただき、懇親会。途中、抜け出して、観洋での「被災地語り部シンポジウム」のミニイベントに参加。三輪一雄さんと能登のことを話させていただきました。終了後、早々に戻り、懇親会の続きに参加。12時過ぎまで楽しませていただきました。


南三陸町の志津川湾

2024年2月23日(金) 資料作成

 午前から明日のための資料作成を行う。昼前には、いしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。午後も資料作成を続ける。途中、先日のテレワーク移住体験者から連絡のあった土地を確認に行く。最初にいただいた地番では見つけられなかったので、何度かメッセージをやりとりして、ようやく場所を特定することができたので、確認できました。途中、兼六園周辺や武蔵が辻界隈を通りましたが、観光のお客様が多かった。夜には、資料を仕上げて、送信しました。明日お邪魔する南三陸町で参加するイベントは語り部に関するシンポジウムです。能登での活動を振り返ってみましたが、2000年に、能登ネットワークの活動として「語り部講座」を開いていました。各地での特徴のある体験を組み込み、グループワークを行い、何が大事かを整理していました。最後には参加メンバーが語る機会を設けていました。参加メンバーの中から、語り部として活躍いただいた方もいらっしゃいます。


2000年の語り部講座の様子

2024年2月22日(木) 羽咋・富来・門前

 朝9時前に白山市役所に行き、先月亡くなった叔母のもろもろの手続きを行う。専用窓口があり、担当者が入れ替わりで対応してくださいます。9時半前に終了。直ぐに宝達志水町の敷浪の家に移動。滞在中の移住希望ファミリーを伴い、羽咋、富来、門前と案内する。千里浜の一部を走ることができたので走ってみたが、他のお客様はいませんでした。千里浜レストハウスと道の駅を見学。次に志賀町の富来エリアに行き、富来ストアや郵便局を訪問。アスクのポルポで昼食。さらに北上し、門前まで行く。黒島漁港や角海家を見学。総持寺も拝見。手水舎、芳春院、山門の横の回廊などが崩壊していました。いい時間になっていたので、総持寺通りの下の駐車場に車を止めて、写真を撮影して戻る。


ポルポの親子丼

2024年2月21日(水) 珠洲市・能登町・七尾市

 朝7時に七尾を出発して、神戸学院大の先生方と珠洲へ。春日神社前に車をとめさせていただき、中心部を歩いて回る。海沿いのショッピングセンター・シーサイドも紹介するが、厳しい状況がよくご理解いただけたのではないか。飯田の商店街では、山口陶器店が唯一開いているお店だったので、お邪魔し、店主の山口外美子さんからお話をうかがう。同行の撮影チームは2階も雨漏りしている様子も撮影させていただいたようだ。さすがです。つぎに見附島をご覧いただく。どんどん小さくなっているような印象です。つぎに能登町の白丸地区へ。津波で被災した痕を確認いただく。撮影チームとはここで分かれて、ピースで昼食をいただきました。シーフードオムライスが美味です。午後には、和倉温泉に行き、加賀屋に昨年まで勤めていた神戸学院大のスタッフに挨拶に行ってもらう。最後に、ゲストハウスろくでなしにお邪魔して、学生諸君に宿泊可能性のついてお話をうかがう。先生方とはここで別れる。


能登町白丸地区

2024年2月20日(火) 神戸学院大学

 午前は家人を病院に送迎。1時半過ぎに中能登町の能登部駅へ。スタッフと合流し、道の駅織姫の里へ移動し、神戸学院大の先生方の到着を待つが、昼食を先に注文しいただいているところに到着。中能登町で住宅全壊の家の片付けをされている教授の教え子さんにもお越しいただき、被災されたご自宅を見学させていただく。その後、七尾市に移動し、駅前のホテル・ルートイン七尾東にチェックインし、すぐに市内を案内。東部商店街の小山屋醤油店が開いていたので、お邪魔してお話をうかがう。小瓶の醤油商品や味噌も販売されています。一本杉通りも歩いていただくが、開いている店がほとんどなく寂しい状況でした。最後は、駅前のショッピングビルの中で、石川県地域振興課長ともお話いただきました。一旦ホテルに戻り、18時からは営業再開された「割烹居酒屋 朝漁れ一番 哲」で懇親会。いろいろ意見交換ができて有意義でした。奥能登の地酒も用意されていたので、中島酒造と白藤酒造の酒をいただく。


朝漁れ一番 哲のお刺身

2024年2月19日(月) 加賀市定住促進協議会

 午前は能美市の里山コワーキングでオンライン面談。さらに、神戸学院大学の方々と明日からの能登訪問の打合せ。加賀で昼を移住者さんといただく。午後は市役所で、久しぶりの「加賀市定住促進協議会」の総会が行われる。前年度の事業報告、決算報告と今年度の事業案、予算案を承認いただく。途中、多くの意見を出していただく。今後に向けての根本的な事業再構築(産業振興施策、人財育成、労働問題、自然環境や防災対策、住環境や子育て環境施策、官民連携、大学や金融機関の地域への関わりの深化などをトータルに描き、地域の未来を共有しやすく言語化・ビジュアル化すること)が必要ではないかと感じた。終了後、山代温泉の百万石にお邪魔し、珠洲市高屋町から避難されているつばき茶屋のばんしょう母娘とお話をさせていただく。お二人ともお元気そうで何よりでした。


加賀市定住促進協議会

2024年2月18日(日) 能登・人に知られぬ日本の辺境

 午前は家人といしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。その後、ホームセンターで買い物。お腹がすいてきたので、楼外楼でランチ。五目焼きそば、炒飯、餃子で十分な昼食でした。午後も別のホームセンターで買い物をして、最後にスーパーに寄るが、さらに書店で買い物に。古本を売るコーナーがあり、パーシヴァル・ローエルの「能登・人に知られぬ日本の辺境」を見つけて購入する。グルーヴィの本棚にあり、時々見ていたが、今こそ再読すべき本かと思う。能登の魅力や価値を再評価すべきであると感じているので、能登に関する部分を読んでみた。地図を見ていて、何となく気になり旅を計画したというローエルさんですが、明治時代のことで、富山県氷見から山越えして鹿島に入り、そこから北上して七尾、和倉へ。和倉温泉で一泊し、翌日船で穴水へ。穴水では旅館で休憩し、また船で七尾に戻り宿泊。翌日には津幡まで南下し、倶利伽羅峠を越えて石動へという旅をされています。出発地点は東京ですから、その道中にことも書かれていますし、最後は浜松に行かれています。


パーシヴァル・ローエルの「能登」

2024年2月17日(土) テレワーク移住体験

 午前は金沢市内のホテルに滞在中の方を案内。テレワーク移住体験という石川県のメニューを活用し、テレワークをされつつ、地域を知るという事業ですので、仕事がお休みの時に地域を我々が案内するということになっています。本日は、野々市市、白山市を案内する。白山市では、松任駅を見学、六星では買い物もしていただきました。六星では、農家の若手経営者3名と遭遇。明日は、1.5次避難所で炊き出しをされるとのことでした。野々市では、野々市駅を最初に紹介しましたが、後半では新庄からのメイン道路を走りつつ、学校などを紹介、途中、図書館を見学。子ども用のスペースが充実していて、家族連れには有り難い施設です。午後は、いしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。


六星で

2024年2月16日(金) 七尾・和倉温泉

 午前は宝達志水町役場で打合せ。次年度に向けての相談でした。その後、七尾まで行ってみました。鹿島バイパスを使っていくが、道路も普通で渋滞もなくスムーズに走れました。七尾市内に入ると、ブルーシートが目立つようになり、中心市街では崩れた家などもあります。御禊川沿いに車をとめて、一本杉通りを歩いて見て回るが、営業されている店は少なく、何軒も崩れた建物があり、片付けが始まっているところもありますので、早めに道路に倒れかかった建物は撤去いただければと思う。横丁や裏通りにも倒壊した家が何軒もありました。それでも、普通に生活されている家の方が多いので、商売などの再開が期待されているのではないでしょうか。和倉温泉の様子も拝見に行く。温泉駅の横やドラッグストアにも仮設トイレがあり、断水したままであることが分かります。温泉街のはずれにある「海よ友よ」で昼食をいただく。メニュー限定で営業再開されていました。温泉旅館も総湯も休業していました。多田屋で少し話をうかがい、源泉公園そばの、リトルピクニックでバナナシェイクをいただき、お話をうかがう。帰りに宝達志水町の暮らし体験の家の浄水器のカートリッジを交換し、上田出の家でスタッフと話をして戻る。


リトルピクニックのバナナシェイク

2024年2月15日(木) 営業再開

 本日も午前は、いしかわ総合スポーツセンターのプールで家人と歩く。午後から、いろいろメール等でやりとりを行う。来週、神戸学院大の先生たちが、ボランティア活動の事前調査で、能登にお越しになる予定で、七尾で滞在することに。当方も七尾のホテルに泊まり、夕食をご一緒するために、飲食店を予約する。スタッフ情報で来週から営業再開される移住者さんのお店があるとのことで、FBでやりとりをさせていただき、お世話になることになりました。水道は通水されているようですが、飲水として使えるかどうかは?とのことですが、珠洲の飲食店の情報も提供して、受けていただけることになりました。営業再開されている飲食店はいろいろな工夫をされていますので、そのような情報も共有いただけると良いですね。


予約した割烹居酒屋・朝漁れ一番 哲の紹介(FBより)

2024年2月14日(水) 福島武山工房

 午前は、いしかわ総合スポーツセンターのプールで家人と歩く。午後に能美市佐野にある福島武山さんの工房にお邪魔して、移住希望者さんの就職相談。いろいろ可能性を教えていただきました。研修所に通っていただくのが早道のような気もしますが、そこまで余裕のない方の受け入れ態勢整備も必要なのではと感じました。その前に、移住体験の家の様子も確認に行くが、すでに雪もなくなっています。今年は暖冬であることが日々感じる今日このごろです。被災地の皆さんにとっても助かっていますね。


福島武山さんの工房

2024年2月13日(火) 輪島へ

 天気が良くなる予報だったので、朝4時半に金沢を出て輪島に向かう。横田インターで下りて、下道を穴水へ。穴水駅に立ち寄るが、駅横の公衆トイレが使えるようになっていて、国が設置した仮設トイレは使用しないことになっていました。穴水から能越道で三井ICまで行き、下道を輪島市内へ。まずは道の駅ふらっと訪夢前の仮設トイレを利用させていただく。朝市用の駐車場に車をとめて、朝市通りを見て回る。市姫社の参道がきれいになっていて朝市通りに出ることができました。輪島港の様子も見に行きましたが、船がずらりと並んでいて、漁に出られない漁師さんたちが手持無沙汰な様子でした。朝市通りの一本山側の通り沿いは焼失した建物もありますが、途中から免れた建物が続き、清水酒造店は健在のように見えましたが、赤紙(危険判定)が張られていました。朝市通りの日吉酒造は前面の店舗部分は残っていますが、酒蔵が倒壊し、横の道を埋め尽くしています。海側の酒蔵の一部は残っています。その後、塩安漆器工房に立ち寄りましたが、閉まっていたので社長に電話したところ、東京に向かわれているとのこでした。次に中島酒造と谷川醸造の様子を見に行く。中島酒造では、復興支援にお越しの吉村誠司さんにお願いして酒を分けていただく。2007年の地震に後に再建した酒蔵は無事でしたが、ほかは全て倒壊しています。吉村さんたちに手伝っていただいた酒米で小松の東酒造さんで酒を仕込んでいるようで主の遼太郎さんは不在でしたが、酒づくりができているようで何よりです。次に谷川醸造にも顔を出すが、社長夫妻は不在でしたが、スタッフの方が在庫のある商品を売って下さいました。古い醸造蔵は倒壊していますが、新しい建物は健在で仕事をするスペースがあります。谷川さんの前のスーパーで、中島酒造と清水酒造店の酒を売っていたので、購入。その後、輪島キリモトも訪ねてみたが、今はペットのレスキューチームの拠点になっていました。アトリエも避難場所として利用されているとのことでした。穴水に移動し、七海屋で櫻田酒造の酒を購入。中心商店街も歩いて回るが、H&Mベーカリーが開いていたので、パンを何種類か購入。次によしむらを訪ね、ご夫妻から話をうかがう。コンパクトは復興商店街を作ってはどうかとの話をうかがう。次に門前に移動し、手仕事屋をのぞくが、炊き出しの仕込みをされていました。富来に移動し、アスクで寺岡さんからお話をうかがい、帰路に着く。金沢に戻り着いたのは19時でした。写真は、あえて倒壊せずに残った部分を写したものです。


中島酒造

谷川醸造

日吉酒造

白藤酒造

2024年2月12日(月) オンライン&プール

 午前は二人の方とオンラインで話す。お二人目の方からは、能登半島地震について取材を受けるということで対応。来週には撮影にお越しになることに。昼にいしかわ総合スポーツセンターのプールで歩き、昼食を昨日に続き、はなまるうどんでいただく。本日はサラダうどんにしました。野菜がいっぱいで食べ応えがあります。健康的なメニューの印象です。買い物をして戻り、後は自宅でゆっくりする、明日は天気が良さそうなので、輪島に行くことにして早々に寝る。


はなまるのサラダうどん

2024年2月11日(日) オンライン面談

 午前はオンラインで県内の方と面談。能登半島地震からの再生に向けての関わりについて話をさせていただくが、いろいろな可能性がある方でした。イラストも描けるとのことでしたので、能登人を紹介する事業ができれば、イラストで描いて欲しいものです。演劇にも関わっておられるようなので、中島での活動にも参加いただくとよいかもしれません。農家の手伝いもされているとのことで、一次産業の再構築の一翼をになっていただくのもありです。その後、買い物に回り、いしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。良き習慣として継続できていてありがたい。


2024年2月10日(土) プール

 さすがに疲れていたので、遅くまで寝ていて、昼前にプールへ。家人と歩くが、お客様は結構来ておられます。1.5次避難所になっているので、炊き出しチームも来ておられました。買い物をして戻り、昼を食べた後もしばらく寝て過ごす。夕方から昨日の記録をHPとインスタグラムにアップ。倒壊した家と無事な建物やお店も紹介させていただくが、倒壊した家については早々に片付けが必要かもですね。公のお金で撤去していただくという話があるので、その手続きを早急に進めて欲しいところです。次を描くためにも、倒壊したままの状態が続くのは、復興への意欲をそぐことになりそうです。


全壊した珠洲の家

2024年2月9日(金) 珠洲市、能登町、門前町

 朝3時には金沢を出て、宝達志水町の敷浪の家で、スタッフ2名と合流。のと里山海道を横田インターまで行くが、途中から道路状況が悪くなり、一般車の通行を制限していることも理解できました。中島から国道249号を走り穴水へ。穴水町の中心商店街を車で通るが、倒壊した店舗や家屋はそのままでした。能越道・穴水ICから能登空港ICまで行き、後は珠洲道路を珠洲に向かう。メルヘン日進堂の前のトイレカーの様子を撮影。担当スタッフがおられたので、話をうかがうが、2台のうち1台は満タンになって使えないとのことでした。バキュームカーでタンクを空ければ、使えるようになるとのこと。紙をたくさん使うと早くいっぱいになりやすいようです。非常時の注意点ですが、普段から心得たいことかもしれません。次にすずなり館に移動、仮設トイレを使わせていただく。こちらは日赤や医療関係の基地になっていました。すずなり館は閉館中で、トレイも使えません。こんな大きな施設は合併処理浄化槽を入れ、井戸を掘っておくべきでしたね。海沿いを北上し、能登学舎、典座さんまで行ってみました。能登学舎は避難所になっており、典座は健在で、何よりでした。そこから南下し、まずは岡田の皆口さんを訪ねお話をうかがう。先月末にアキレス腱を切ったとのことで、松葉杖をついておられましたが、お元気そうで、珠洲の復興に向けてのお話をうかがう。次に、すえひろにお邪魔して、末政夫妻から話をうかがう。こちらも元気な様子でなによりでした。次に市役所近くに車をとめて飯田の商店街を歩いて回る。倒壊した商店や家屋がそのままで、車では通りにくい感じです。海沿いを南下するが、春日野地区で、倒壊家屋の撤去作業をされていたので、迂回して宝立小学校へ。避難所になっており、運営スタッフとして活動している方と近所にお住まいで避難されている方と話すことができました。見附島を拝見し、海沿いを恋路海岸へ。なかの洋菓子店の建物は健在でした。松波まで下り、弊社スタッフの倒壊した家を拝見に。喜長楽(能登杜氏が造られています)の一升瓶と花が供えられていました。向いの家も倒壊したままでした。白丸に移動し、津波の被害を確認させていただく。確かに標高4mぐらいの高さまで来た痕跡がありました。近くのゲストハウスじろんどんにお邪魔して、中を拝見させていただき、お話をうかがう。浄化槽が浮き上がっていて、トイレが利用できないのが苦しいところですが、復興支援にお越しの方々に泊まっていただいていますとのこと。次に近くの、ライダーズマリンベースPEASEにお邪魔して遅い昼食をご馳走になりました。被災者に特別価格で食事を提供し、湧水を利用してのお風呂も提供されています。トレイも利用できるのがありがたい。いかの駅、小木港、宇出津経由で上町の能山海市場で買い物。岩井戸地区に移動し、セミナーハウス山びこ、中谷家、弊社が借りている家を確認。能登事務所に立ち寄り、少しだけ片付けを行う。お向いの派出所のおまわりさんと立ち話。桜峠の道の駅の仮設トイレを利用させていただき、門前に移動。手仕事屋に立ち寄り、そばガレットを作っていただき、テイクアウト。黒島漁港の様子を撮影して南下。富来経由で、西山インターからのと里山海道に乗り、宝達志水町まで戻る。


倒壊した櫻田酒造

小泊から見えた定置網漁の船

皆口さんのところのサツマイモの出荷準備作業

PEASEでいただいいたオムライス

2024年2月8日(水) ミーティング&オンライン面談

 午前は能美市で、移住促進に関するミーティング。情報発信を継続的に行い、問い合わせ対応、移住体験と進む方が徐々に増えているのですが、移住には至っていない人が多い現状をいかに打開するか、自治体としての新たな取り組みを提案させていただいているので、その実現に取り組んでいただければと思う。午後は家人を伴いいしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。一度の時間は短くても頻度よく通うことで、成果が出てくることを期待しています。夜は2名の方とオンラインで、能登半島地震からの地域再生について、意見交換。ひらめくことも多いので、有意義な時間になっています。明日は早朝に金沢を出て奥能登に行く予定なので、早々に寝る。


2024年2月7日(水) ミーティング&オンライン面談

 午前は加賀でミーティングの予定で向かう。市役所に着いたらすでに終了していて、スタッフたちと打合せ。10時からと手帳には書いてあったが、9時からの開始でした。担当セクションのメンバーが10時からは別の会議があったようで、早まったようでしたが、手帳に記入する際に、いつもの通りの時間を記載していたようです。午後は、金沢に戻り、オンラインの面談を2件。いろいろ、関わっていただけそうな方が増えていって心強い。今回の地震を契機に、地震に関する本を読み直しているが、「地震考古学」(寒川旭著)が大いに参考になります。この本の中には、加賀藩で起こった地震のことが紹介されていますが、森本断層が動き、今回も被災している内灘町の砂丘地帯の山裾の集落が被災したことが書かれています。内灘から金沢にかけての砂丘地の山側の山裾が当時の大きく被災しています。そのような歴史に学ぶことも大事ですね。どこに住まいを構えるか、三陸一帯でも問題になっていましたが、北陸においても要検討です。ハザードマップの地震版を作るべきですね。


地震考古学

2024年2月6日(火) オンライン面談&神戸学院大

 午前にオンラインでの面談やミーティングがあったので、それまでに資料を作成し送信。午前は二人の方とオンライン面談。午後は、いしかわステイサポートのオンラインミーティング。震災を受けて事業が停滞していますが、加賀エリアの短期プログラムは復活させていますし、予約も入っているようです。その後、神戸学院大の先生方とオンラインで相談。学生さんを公募して能登にボランティア活動に来られたいようですが、防災を学ぶ学科の学生さんたちには、被災地の現状をつぶさにご覧いただき、防災上の課題と今後の防災について提案をいただきたいところです。さらに、夕方にはオンライン面談を行う。一日5件のオンラインは疲れますね。


2024年2月5日(月) オンライン面談

 午前にオンラインでの面談やミーティングがあったので、それまでに資料を作成し送信。午前の面談が終了したのが11時半を回っていたので、有松のノバールでランチ。サンドイッチとトーストを家人といただき、プールへ。30分ほど歩くが、ウォーキングされている人もいて、徐々にお客様が戻っている印象です。1.5次避難所になっていますので、福祉関係者が多く集まっていますが、二次避難は高齢者向けの福祉施設になるので、受入れ調整に苦労されている印象です。毎日のように福祉施設の送迎用の車で移って行かれる方をお見掛けいたします。午後もオンライン面談。報告書類に追記してメール送信。最後のオンライン面談の方は登場されませんでしたが、雪で電車が遅れられたようでした。


ノバールのサンドイッチ

2024年2月4日(日) オンラインとプール

 午前は2名の方とオンラインで面談。映像を作っておられる方には、復興に向けて活動をされている方を取材し発信いただく活動をしていただければと思う。いろいろな仕事をされている方がいて、心強い。昼はいしかわ総合スポーツセンターのプールで歩くが、日曜日ということもあってか、多くの人がお越しでした。相変わらず歩いている方が多い。水中ウォーキングを繰り返すことで、家人のリュウマチが快方に向かうことを期待しています。午後、いきなりSMOUTでつながった方が、オンライン面談可能とのメッセージをいただいたので、すぐ、Zoomを設定してお送りして、お話をさせていただきました。お手伝いいただけそうなことを整理して、お示ししていきたい。


2024年2月3日(土) 小太郎

 昼前に尾張町の裏通りにあるホテルに行き、被災者向けの子どもの遊び場の手伝いに来ている方と立ち話。穴水町から避難してきている方とも話すことができました。午後はいしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。夕方は一人の方とオンラインで面談。終了後すぐに、バスに乗るべく歩いて向かうが、途中、高齢の自転車を引いた男性に道を聞かれる。寺町に戻りたいとのことで、大雑把にお教えしたが、大丈夫であろうかと不安になる方でした。バスに乗り遅れ、歩いて上有松まで歩くが、途中までは自転車の高齢者が有松方向に走っておられたのは見えましたが、途中で見えなくなりました。無事家に着かれていれば、良いのだが、90歳を超えておられると言われていましたが、危ない印象でした。上有松からバスに乗り片町へ。小太郎で、久しぶりの会食。美味しい料理と鍋をいただきました。酒は宗玄があったので、無くなるまで飲ませていただきました。


小太郎の鍋

2024年2月2日(金) 応急耐震補強

 本日も9時からオンラインで、能登半島地震からの再生に協力いただけそうな方と面談。鉄骨の取付、加工やリフォームもされている方でしたので、応急耐震補強について意見交換。チームを組んで取り組めば、1日に何軒かを補強することが可能ではとのことでした。チェーンを使って、傾いた家を垂直に戻すことも可能とのことで、一度詳しく教えていただきたい内容でした。早々にお越しいただき、被災地で取り組んでいただければと思う。次の方には、情報拡散や物産購入をお願いし、応急耐震補強の話もさせていただきました。多くの皆さんが興味を示してくださいます。昼には、いしかわ総合スポーツセンターのプールで歩く。帰りに、救急車で運ばれていく1.5次避難者がおられましたが、自動の心臓マッサージが施されていて厳しそうでした。


筋交を入れてあった2007年以前の手仕事屋

2024年2月1日(木) 移住体験

 本日も9時前には加賀市大聖寺のかりぐらしの家に行き、移住体験者さんを市内案内に。昨日定休日だった松浦酒造を訪ね、移住希望者さんを紹介。次に、栢野の大杉を眺めていただく。いつ見ても立派です。樹齢2300年というのも頷ける大きさです。次に、守田漆器さんの工房兼ショップを見学。片側に漆器づくりの工程が並び作業の様子を拝見できるようになっています。一方は漆器をはじめいろいろな生活に活かせそうな商品が展示販売され、奥にはカフェコーナーも。漆器で二三味コーヒーをいただく。昼前にかりぐらしの家に戻り、移住体験者さんの案内は、スタッフに任せ、当方はオンラインでの面談を2件。午後3時からは、鹿野酒造さんを訪ね酒蔵を見学させていただく。途中、杜氏さんや会長からもお話をうかがうことができました。農口杜氏が菊姫定年退職後、杜氏を勤めておられましたので、しっかり酒造りの体制が整われている印象です。


鹿野酒造の蔵

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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