[ 金沢便り2014.11月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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11月30日(日) 森日和
 小雨が降る朝でしたが、徐々に弱くなりました。8時には鉢伏山に上がり、三角点奥のエリアでネマガリタケを刈る作業を行う。東洋大生と一緒に開いたエリアから昔からのブナが生えている場所までのルートを広げ、歩いておりやすくし、途中からブナが見えるようにしました。幹の上に葉が少し残っているので、なんとか確認できます。大きなブナの周囲にはさらに大きなブナが4本。その下は林道になっていますので、林道からも見えます。大きなブナの根元には、小さなブナが4本生えています。これらが成長しやすいように、ネマガリタケを刈り、覆いかぶさるようになっていた枯れた木も切り、とりのぞきましたので、上に伸びやすくなったのではないでしょうか。これらのブナは頂上エリアにもブナが生えていたことを示しています。林道から下側にも大きなブナが2本は生えています。大きなブナに向けて下るルート沿いにブナを何本か移植。今後も、ネマガリタケを刈り、ブナを移植することで、ブナが広がっている森に復活させられると良いですね。今後の優先作業としては、大きなブナが生えている場所から水平に歩くルートを開くことです。数年前にこの場所のブナを見るために歩いて下った北側のルートは歩けるようになっていますので、反対側に歩けるようにしたい。


小さなブナに残る葉と冬芽

11月29日(土) 東洋大SFS最終日
 昼を目がけて能登へ。まずは門前の手仕事屋でそばをいただき、星野さんと打合せ。その後、総持寺通り商店街のシモグチさんで話をうかがい、やすん場の様子を。東京からお越しになられたお客様がお見えになられたので、ひとしきりお話をさせていただく。白山にも登られたことがあるとのこと。繰り返し石川にお越しいただいているお客様です。よい出会いがありましたね。その後、鵜野屋経由できりしまの宿へ。お世話になっていた学生さんたちを七尾駅まで送る。さらに、能登空港に行き、能登町で活動していた学生さんの一人を見送る。空港は人の動きを感じることができる場ですね。知人を何人も見かけました。学生さんたちとの再会を楽しみにしていよう。夜は能登事務所に泊まる。


11月28日(金) 風と土の交藝
 朝7時過ぎに金沢を出て滋賀県高島市を目指す。本日から始まる「風と土の交藝」を拝見するため。10時に総合案内所に到着、「風のパスポート」なるガイドブックを買い求め、会場を観て回る。総合案内所近くに、能登杜氏組合長の中倉恒政さんが杜氏をされている「萩の露」の看板を見つけ、福井弥平商店に入ってみた。さすがにお忙しいとのことでしたので、名刺だけお預けして酒を1本土産として購入。その後、わざわざ、中倉杜氏から電話をいただきました。「風と土の交藝」は今年で5回目。移住した作家が中心となり、ネットワークを組み、それぞれの工房や自宅を会場に作品を展示販売するという内容。農家や修復中の家の公開もあったりします。「風と土の交藝」というタイトルは、地域住民と移住者が交流する機会とする意図が込められているようです。たしかに、じっくり会話を楽しむことに主眼がおかれているように感じました。その結果として、作品や作物が売れるのではないかと思う。広い範囲に会場が分散しているので、すべてを回ることができずに、時間切れとなってしまいました。それでも、移住されてきた方々のお話をうかがうことができ有意義でした。


前川俊一さんのご自宅

11月27日(木) 東洋大SFS4日目
 東洋大のSFS講座も4日目。今日午前は能登町チームと活動。鉢伏山の頂上エリアの保全活動を手伝っていただきました。ネマガリタケを刈り、ブナを移植してもらう。3名の学生さんに20本ほど植えていただきました。三角点から右奥の平たくなっているエリアの明るいスペースを広げることができましたので、ブナの大きな木がある地点に近づきました。もう少しで、ブナの稚樹でつなぐことが出来そうです。残りは斜面の部分20〜30m程度でしょうか。ブナに覆われた鉢伏山にすることが目標です。そうなりうるのは、50年から100年後ぐらいのことでしょうが。午後は中島で打合せを行い、金沢に戻ってきました。


鉢伏山で

11月26日(水) 東洋大SFS3日目
 東洋大のSFS講座も志賀町と能登町で活動。午前は健康の森でののと癒一粒のたねの勉強会の準備をした後、能登町チームに合流。縄文館で高田館長の説明を受け、見学をしていました。小木に移動し、「一番舟」で昼食をいただく。満席でした。貴重な昼食処ですね。遠来のお客様が帰っていかれたのが申し訳なかったです。食事が終わった頃にお見えになったお客様には、速やかに席をお譲りすべく退店。懐かしい県庁職員OBの方でした。その後、これも懐かしい民宿遠嶋の桜井隆志さんのお話をうかがう。若い時のことをうかがったのは初めてです。あと2ケ月で80歳になられるとのこと、漁師は2年前に退かれたようですが、語り部として、活躍いただければと思う。夕方は穴水町で打ち合わせ。買い物をして、ゆったり館に入ってから能登事務所に戻る。


桜井隆志さん

11月25日(火) 東洋大SFS2日目
 今日も鵜野屋地区で活動。朝一に旧藤森家を見学。区長の藤森さんに説明いただきました。一度は住民の皆さんも参加した活動をしてみたいものだ。その後は昨日もお世話になった安成寺さんで、報恩講のお手伝い。精進料理(ご飯、小豆汁、がんもと菜っ葉の煮物、なます、昆布と大豆の和え物)を作る手伝いをさせていただいていました。ご住職の奥様、お母様、区長さんの奥さん、地区の料理上手な奥様に手ほどきをいただきながら、手際よくいろいろなことをしてくれていました。料理を召し上げっていただく大広間の囲炉裏に炭をおこす仕事も学生が行う。「夏下冬上(かかとうじょう)」を実際に体験して学ぶよい機会をいただきました。長い廊下の雑巾がけも。準備段階だけでも、十分お役に立てたようです。最後は積み上げた御膳に料理を盛った器を並べ、それを座敷に並べます。お食事の際は給仕係もしてもらう。住民の皆さんは、若い人が沢山いることが珍しいので、楽しそうでした。地域の皆さんに大学生が地域で活動していることを知っていただくよい機会になりました。いろいろお世話いただいた鵜野屋地区の皆さんありがとうございました。今晩からは2つのグループに分かれて志賀町、能登町で活動です。


食事の際の様子

11月24日(月) 東洋大SFS
 まずは朝一で、能登事務所から借りてあった布団を鵜野屋に運ぶ。その後、七尾駅まで東洋大の学生諸君を迎えに行く。鵜野屋に移動し、まずは安成寺へ。報恩講が行われているところに参加させていただきました。お話をうかがった後、精進料理をご馳走になる。赤御膳でいただく料理は付加価値が高い。午後の講義もうかがい、さらにご住職から報恩講についてお話をしていただきました。午後3時には研修センターに移動し、大学の森へ歩いてあがる。森の中では、枯れた木や傾いた木を切り倒し、それを小さく切って片付ける作業を行う。暗くなってきたので、4時半には終了。その後、渤海の温泉につかり、アスクで買い物をして帰る。夕食はとり野菜なべをつくり、全員でいただく、。初めての鵜野屋で泊まりました。


大学の森での作業

11月23日(日) 森作業
 今日も朝早くに金沢を出て、能登事務所へ。雨があがるのを待って鉢伏山へ。頂上エリア奥のブナの木があるポイントへのルートを作る作業を行う。以前拝見していたブナにたどり着くことができました。近くには小さなブナも発見。貴重ですので、周囲のネマガリタケを刈るが、もう1本は作業が出来ずじまいでした。一旦、事務所に戻り、取材対応。昼を近くでいただいた後、再度鉢伏山へ。女性たちはブナ林で癒しのプログラムを楽しみに、当方は午前の作業を続ける。ブナのところまでのルートをつくることができました。夕方は、特産品販売所・能海山市場とスーパーしんやで買い物をし、柳田温泉に入りに行く。事務所で、移住予定者を交えての懇親会。


鉢伏山三角点奥で見つけたブナ

11月22日(土) 緊急地震速報
 秋晴れの心地よい一日でした。昼はサリーナでピザとパスタをいただき、午後は買い物につきあう。家具屋、衣料品店、ホームセンター、古本屋、スーパーと回り、すでに夕方に。天気は良かったが、災難があった一日でもありました。6時半過ぎに、近くの高尾南で火災が発生し、1時間程かかってようやく鎮火。家からも煙が見えました。その後のニュースで住民の方が亡くなったとのことでした。夜、2階で仕事をしていたら、携帯がけたたましくなり、緊急地震速報が入る。「長野県で地震発生。強い揺れに備えて下さい。」とのメールでしたが、すぐに、揺れ始め、しばらくは続きました。長野県内では被害が出ています。今後も余震に気をつけないといけませんね。


11月21日(金) 貴重な晴れ
 天気が良かったので、朝7時過ぎに鉢伏山のブナ林に行く。青空を背景にした、雰囲気の良い写真が撮影できました。9時からは宇出津で打ち合わせがあったので、その後、再度鉢伏山へ。今度は頂上エリアでネマガリタケの除伐作業を行う。午後1時に輪島市にお邪魔したので、石休場集落を通るルートで往復し、午後もネマガリタケ除伐作業を続ける。三角点から奥のブナを移植したエリアの見通しが良くなりました。次は一番奥のエリアにあるブナに行くルートを設けることができれば、ブナ林再生の意義を理解してもらいやすくなるかもしれませんね。本来の植生としてのブナがヘリに残っていますので。


明るい印象のブナ林

11月20日(木) 雪が降る前に
 今日も、朝5時過ぎに家を出て、能登事務所へ。7時に到着、すぐに鉢伏山に行く。三角点下地点を広げるためにネマガリタケを刈る。曇り空でしたが、十分作業ができました。最後にブナを4本だけ移植。平たいエリアのヘリを歩くルート上に点々とブナを植えたことになります。このルートを徐々に広げ延ばしていきたい。次は三角点下から先の部分を刈ると明るくなりますかね。戻る途中にブナ林に入ってみたが、落ち葉が木の根元に広がっていて、普段よりもきれいな印象です。面白い。


落ち葉が堆積したブナ林

11月19日(水) 地場産業振興センター
 午後から地場産業振興センターへ。商工会連合会で経営指導員の募集についてお話をうかがう。能登定住・交流機構のHPで紹介させていただくことに。その後、中小企業団体中央会、石川県産業創出支援機構にもお邪魔し、弊社スタッフを紹介。デザインセンターや農業機構にもお邪魔したが、知った人がいなかったので名刺だけ置いて帰る。その後、美川に行き、叔母さんの家の火災保険の更新手続きを行う。夕方からは、癒しフェスタの報告書のとりまとめ。


11月18日(火) 北陸新幹線による「いしかわ暮らし」検討会議
 10時から地場産業振興センターで、北陸新幹線による「いしかわ暮らし」検討会議がありました。委員になっているので、出席し発言させていただきました。提案したのは、後継者候補研修制度の創設です。後継者のいない農家や工房、商店、飲食店、民宿などで、後継者候補を研修生として受入、しばらく仕事をしてもらった上で、当人から事業計画を提案してもらい、それらの評価も踏まえて後継者として任せるかどうかを判断するというような仕組みです。さらに都会地での移住フェア等に、多くの自治体さんに参加いただきたいこと、よそ者、移住者を受け入れるための機運を醸成するために、地区懇談会等を通じて、集落の今後をどうするかという議論を重ねていただくこと、都会の大学生の受け入れに積極的に取り組んでいただくことが大切ですね。


11月17日(月) 移住を語る
 午前は県庁にお邪魔して打合せ。午後は金沢大と寺井で打ち合わせ。いずれも移住・定住がテーマになっています。成果を生みやすくするための方策の実現に向けて、提案をし続ける必要がありますし、いろいろな方々の参加協力を得ていくことが大切です。学生諸君には、企業や移住者を取材してもらい、HP化するお手伝いをしてほしい。そのことを通じて多様な生き方や仕事があることを学ぶ機会を設定できるとよい。夕方お会いした方は東日本大震災後に首都圏から石川県に移住された方で、福島県の方々の保養旅行の受け入れに関わっておられます。今月末に福島である移住相談会で、能登定住・交流機構の情報も提供いただけるとのことで、チラシ等をお渡しして、説明させていただきました。福島から今年、能登に移住されたご家族のこともご存知でした。能登定住・交流機構としては、個々のケースに応じた対応で、何が求められているか、どのように対応することが成果を生みやすくするかを常に検討しつつ、活動していきたい。


11月16日(日) 久しぶりの青空
 朝5時に家を出て、能登事務所へ。6時40分には着くが、あいにくの雨。かなり激しく降っていた。仕方がないので、しばらく事務所で仕事をしていたら8時前には雨があがる。おかげで鉢伏山での作業を行うことできました。三角点下へのルートを広げるためにネマガリタケを刈り続ける。最初ははいていたカッパのズボンも途中で脱ぎ、ヤッケも帽子も脱いで作業。青空が広がり、太陽が顔をのぞかせるようになりました。徐々に温かくなり、気持ち良かったです。葉っぱが落ちてしまった木々には野鳥がやってきて、よく見えます。12時半にはお昼を森の中でいただき、13時過ぎには森を下りる。さすがに疲れました。作業ができても半日程度ですね。その後、富来に行き、富来活性化センターで行われていた太鼓イベントをのぞく。ゆふいん源流太鼓の演奏だけ拝見させていただく。由布院の富永希一さんが参加されていますので、事前に案内をいただいていました。迫力が違います。能登で拝見したのは2回目、最初は輪島の寒ぶりまつりでしたね。その後、鵜野屋地区を訪ね、11月、12月の東洋大のSFSの活動について相談。安成寺さんでいろいろご相談できたので、だいたいのスケジュールが決まりました。


葉っぱの落ちた木々と青空

11月15日(土) 雨の一日
 朝から雨。買い物に出かけましたが、人出は少ない印象。大きな商業施設でも、昼前から午後にかけて複数行きましたが、いずれもお客様は少なかった。夕方に、ガソリンを入れに行き、他は資料作成に費やす。月曜日の打合せ資料は作成したので、明日は能登へ心置きなく行けます。月曜日の夕方のアポイントも入れることができました。夕方まで雨が断続的に降りましたが、夜になって上がっています。明日は天気予報通り、雨が降らないでいて欲しいものだ。


11月14日(金) 中能登エリア
 午後は七尾を目指して北上。のと里山海道を看護大インターで下りて、羽咋広域農道を宝達山の麓を走る。途中にある金曽農園に立ち寄る。金曽さんご夫妻がりんごの収穫・選別中でした。お孫さんを背負った奥様が若く見えました。りんごのおかげでしょうか?その後、山道を走り、能登定住・交流機構の理事のご自宅に資料を届ける。その後、さらに北上し七尾へ。駅前の商業施設の大きな駐車場に車を入れましたが3時間無料というのは、よいサービスです。駅前で打ち合わせを行い、金沢に戻りましたが、途中、あられが降ったり、雨になったりと変化の激しい日でした。冬は確実に近づいてきています。


金曽農園のりんご

11月13日(木) 能登一周
 荒天の中、能登事務所からスタートし能登を一周する。午前は、小木、珠洲、輪島、門前。手仕事屋で昼をいただきながら、星野さんにご用意いただくものを説明。午後は穴水、中島、富来、志賀、中能登、羽咋と回る。最後の八幡グループでは、社長が不在でしたので専務に説明させていただく。能登定住・交流機構の一般社団法人化のために、設立時理事就任承諾書のお願いに回りました。後は数名の皆さん。今週中には廻り終えたい。


手仕事屋でいただいたそば

11月12日(水) 森日和
 今日は朝5時過ぎに家を出て能登事務所に向かう。事務所でHPを更新した後、7時半には鉢伏山へ。明日から天気が悪くなり、雪が降るかもしれないという天気予報に反応。できるだけ年内に歩くルートをきれいにしておきたかったので、ルートをつなぐ作業を行う。ネマガリタケを刈って広くした歩く道のそばに、ブナを7本移植。昼には雨が激しく降ってきたので、事務所に戻る。昼食後、雨があがっていたので、再度山へ行く。途中から雨が降ってきましたが、小降りになったので頂上エリアへ。三角点を巻くようにしてぐるりと歩くルートを見てまわり、三角点の奥の大きな木の近くを広くする作業を行う。途中から激しく雨が降ってきたので、戻ってきました。今の時期は、降ったりやんだりの変化の激しい気象が多いですが、これからも様子をみながら作業を続け、鉢伏山頂上エリアの森の活用についてアイデアを出し、具体化を図っていきたい。


雨にけむる紅葉

11月11日(火) 一般社団法人
 能登定住・交流機構を一般社団法人化するための手続等について相談に行く。金沢法務局で相談窓口が開設されていますので、定款や提出書類についてチェックしていただきました。設立時理事、監事の皆さんの承諾書が揃い、定款認証をうければ、申請可能になります。任意団体から社団法人への切り替えをいつ行うかについては検討が必要ですが、手続きとして必要なことは理解できました。県庁にもお邪魔して説明させていただきました。これで法人化に向けて具体的に動きます。遠方の理事にはお願い文書を郵送しました。


11月10日(月) 鉢伏山を越える
 午前は珠洲市役所でミーティング。昼食を隣りのせきやまでいただいた後、能登事務所に移動。メール等をチェックした後、鉢伏山に上がり、三角点を下った地点からの回遊ルートづくりのためにネマガリタケの除伐を行う。1時間半ほどでできたのは、せいぜい10m程度であろうか。たくさん茂っているとなかなか進みません。とりあえず、ブナを移植した地点につないだので、今後、ルートを広げてスペースをつくり、ルート上にブナを移植したい。4時前に作業を終えて、一乗地区を通る道を下り25分ほどで輪島へ行く。法務局に一般社団法人の設立についての相談に行くが、すべて金沢で受けているとのこと、明日金沢の法務局に行くことにする。帰りに近くにある中島酒造に立ち寄り、「おやじの手造り」を買い求める。息子さんが戻ってきて手伝っておられました。心強いことです。


11月9日(日) 叔母さん
 久しぶりに叔母さんを自宅に連れて行く。介護施設に迎えに行き、外出届けに記入の後、出かける。自宅では冬物をまとめて荷造りし、届いていた郵便物等を整理。それだけで、結構な時間がかかります。家の中を片付けることも少ししています。昼を一緒に食べて、午後3時には施設に戻る。介護保険証やインフルエンザを受けるための券も家に届いていたので、それも施設に提出。相談員の方から事前に連絡をいただいていましたので、役割を果たすことができました。夜には、別の施設から叔父のショートステイの確認の電話がある。姉である当方の母親は30代で亡くなっていますから、叔父、叔母ともに80歳を超える高齢になるまで長生きしてくれていてよいことです。


11月8日(土) 鉢伏山
 朝5時前に家を出て能登事務所に向かう。事務所でHPを更新した後、7時には鉢伏山へ。頂上エリアに向かう坂道の途中に何本かのブナを移植。メインの活動は三角点の奥で行う。一昨日作業を行った場所を面的に広げる。ネマガリタケを刈り、木と木の間にブナの稚樹を移植。森の中で憩えるスペースができました。歩くルートから少し離れた場所ですので、人の気配を気にせず寝れそうな場所です。2日間の作業でブナを50本移植したことになります。徐々にネマガリタケを刈り、面的に広げ、平たい場所を広げることで、楽しみやすい明るい森にしていければと思う。三角点の手前と奥と、三角点周辺と、3つの大きなゾーンが形成できそうです。真ん中に設定されつつある歩く道の奥側には巨樹があります。これも見ものです。今後は頂上エリアでのプログラム展開も考えていきたい。午後2時半過ぎまで作業を行い、さすがに疲れてきたので、事務所に戻り、3時からは移住希望の方と話をさせていただきました。


空が気持ち良い森でした

11月7日(金) 神通回廊
 午前は県庁で移住・定住施策について打ち合わせ。昼は金大で能登地域塾の打合せ&卒論アドバイス。その後、八尾に移動し、商工会女性部の活動について相談でした。その前に舞台としている神通地区に行き、写真を撮影。鴨たちがやってきていますし、その他の野鳥もみかけます。地域住民の生活の妨げにならず、逆に経済の足しになるような事業を企画できるとよいのでしょうね。地域にとって必要なことは新たな事業や商品を開発すること。その主体が地域内で見つけられない場合は外部から誘致することも念頭に置くべきかも。いずれにしろ意欲的な人財がいることが、あらたな事業を生み出す源泉ですから、そのような人財集積、ネットワーク化を促進すべきです。


神通地区で見つけた鴨たち

11月6日(木) 森は海の恋人
 朝は2時間ほど鉢伏山でブナの移植作業を行う。その後、中島へ移動し、牡蠣関係者による植林活動に参加。牡蠣養殖が盛んな地域ですので、七尾西湾に注ぐ川の上流域での森の保全を提案してきましたが、ようやく実現しました。耕作放棄地を森に戻すということで、コナラとクヌギを植えました。森林組合の方々が穴を掘って下さっていたところに、苗を入れていきます。ぬかるんでいるので、根元を盛り上げ、周りにみぞをほりました。一人10本以上は植えたでしょうか、最初の一歩としては大きな意味があります。活動が継続されることを期待したい。気仙沼の畠山さんたちの運動「森は海の恋人」をモデルにしています。午後は再度、鉢伏山に上がり、ブナの移植作業を行う。ネマガリタケを刈り、スペースを作るところから行っているので、時間がかかります。今日だけではせいぜい20本程度ですが、さすがに疲れてきたので、明るいうちに下界に戻ってきました。雪が積もる前に、出来るだけ作業を進めたい。


牡蠣養殖事業者による植林活動

11月5日(水) ブナの稚樹集め
 今日も鉢伏山エリアに行き、移植するブナの稚樹集めを行う。本日2時間ほどの作業で100本ほど集められたであろうか。道路の真ん中や際、法面に生えているものを集めているので大小様々です。道路際の草刈の際に切られたり、作業車に踏みつけたりして駄目になるのが見えていますので優先して救出している感じです。さらに大きなブナのそばで笹の茂った中に生えているものも掘り出しています。一部は頂上エリアに移植しましたが、平たい部分の全体にブナを配置できてきています。さらに集めたブナを植えていけば、将来はブナ林らしくなっていくでしょうかね。20年もすれば、人間の背丈を超えて、そこそこの太さになることを期待していよう。


救出している道路際のブナ

11月4日(火) 東洋大藪長ゼミ
 早朝に鉢伏山に登り、移植したブナのそばに目印の棒を挿して回る。その後、事務所に戻りインターン生のために朝食を作り、木ノ浦に向かう。木ノ浦ビレッジで東洋大学・藪長ゼミの学生さんたちと合流。教授に今回のゼミの意図をうかがい、スケジュールを変更し、大野長一郎さんのところにお邪魔して少しお話をうかがう。次にビーチホテルに行き、昼食を注文後、クアの道を歩いてもらう。若い学生諸君だったので、早めのスピードで身体があたたかくなる程度の運動をこころがける。暑くなってきたら、上着を脱ぎ、腕をまくり、ということをアドバイスしながら歩いて、30分弱で終了。ビーチホテルのレストランでは、大浜大豆の豆腐丼をご馳走になる。能登事務所に一旦寄り、鵜野屋を目指す。気分が悪いという学生さんを一人、能登事務所に残す。鵜野屋では、研修センターでトイレ休憩の後、大学の森へ。水場への坂道の途中にある倒木を小さく切って片付ける作業を手伝ってもらい、一方でクロモジティとオイルマッサージ体験をしてもらう。少しはリフレッシュできたようで何よりでした。能登事務所に戻り、一人の学生さんを連れて能登空港に送り届け、無事お帰りいただきました。


11月3日(月) ネマガリタケ
 今日も鉢伏山に行き、ブナの移植作業を行う。うれしかったのは、三角点の近くのネマガリタケの茂った中に、ブナを発見したこと。数年前に移植したブナです。何本か移植した稚樹が少し大きく太くなっていてくれました。山の所有者の坂下政治さんと一緒にネマガリタケ刈の作業をしたエリアです。その後に移植したのですが、すっかり忘れていて、ネマガリタケが大きく茂っていました。再度、移植のために除伐を行っている際に発見。上にまっすぐ伸びており安心しました。ネマガリタケ刈を続けないといけませんね。午後は、ふらっとにお邪魔して、インターンの取材。学生さんが質問してくれたお蔭で、面白い話がうかがえました。


ネマガリタケの中で見つけたブナ

11月2日(日) ブナ探し
 今日も午前は鉢伏山近くの作業道へ。道路際や法面などに生えているブナの小さな木を集めてまわりました。道路の真ん中に生えているブナもあり、しぶとく生きています。道路際には多くの小さなブナが生えています。上の方が切られてしまったものも何本も見つけました。移植することで成長してくれることを期待しています。たくさん集められたので、その一部は頂上エリアに移植、残りはまとめて仮植えしてきました。別の機会に植えられればと思う。今日も20本は移植しましたので、今期移植したのは150本ぐらいになるでしょうか。まだ可能なので、時間を見つけて継続したい。頂上エリアではネマガリタケの除伐作業も続ける必要があります。ブナの植林をしたポイントをつなぐように歩けるようにしたい。昼を目がけて門前に行き、手仕事屋で昼をいただき、東洋大の藪長ゼミの皆さんと合流。鵜野屋とキリシマの宿にご案内いたしました。その後、七尾に移動し、御祓川でインターンの学生さんにインタビューをしてもらう。有意義なお話をうかがうことができました。


11月1日(土) 鵜野屋
 午前は森で作業を行う。途中から雨も上がり、カッパを脱いで仕事ができました。今日も20本以上移植できました。午後は、富来で鵜野屋区長さんの作業場を訪ね打合せ。その後、鵜野屋の旧藤森家を拝見させていただきました。学生さんたちに見学してもらい活用策を考えて欲しいところです。天井も高く、太い柱で構成された大きな建物です。意匠も凝っていて魅力的な空間です。鵜野屋の中心として、活性化できると良いですね。


旧藤森家

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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