[ 金沢便り2012.9月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
2012.8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2011.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2010.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2009.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2008.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2007.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2006.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2005.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2004.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ .5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2003.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2002.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2001.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月/ 3月/ 2月/ 1月/ 2000.12月/ 11月/ 10月/ 9月/ 8月/ 7月/ 6月/ 5月/ 4月

9月30日(日) 旧友再会
 朝早くに起きて、温泉につかりに行く。2つある温泉を試す。温泉旅館を評価する上では、温泉を体験しないといけません。7時過ぎには朝食をいただき、早々にチェックアウト、ロビーで友人たちが下りて来るの待つ。最後は喫茶コーナーでコーヒーをいただきないながら、話を。昨日の宴会の時より、ゆっくりと話をすることができた感じです。仕事内容をほとんど知らない人が多いのだが、それはお互い様で、当方の仕事内容を知っている知人も少ないことでしょう。まあ、同窓生という存在は、そのような関係でよいのかもしれませんが。夕方には台風17号の影響で雨が激しくなるが、9時半には風も弱まり、静かになりました。


9月29日(土) 同窓会
 朝から能登町で取材を続け、昼前に珠洲に移動。午後一に市役所で打ち合わせの後、日本酒まつりの様子をちょっとだけ拝見し、すぐ金沢に戻る。家に寄り、預かった商品を冷蔵庫、冷凍庫に入れて、すぐ出発。今度は加賀に向かう。山代温泉で中学の同窓会がありました。お宿についたのは開始10分後ぐらいで、ちょうど写真撮影の直前で何とか間に合いました。お世話になった先生では、お一人だけの御出席でしたが、退職後もいろいろとご活躍でお元気そうで何よりでした。お盆の時期では、親戚が訪ねて来て、参加が難しい声が多くあり、9月の開催となりました。参加人数は50名でした。1クラス40名ほどで、8クラスあったように記憶していますので、ちょっと少ない感じですが、物故者もかなりおられましたので、仕方がないことかも知れません。久しぶりに会った友人たちの話が伺えて貴重な時間でしたね。


同窓会の様子

9月28日(金) あさひ
 昼を目がけて門前に行き、手仕事屋でそばをいただく。星野さんと少し話をして、能登町に移動。物産販売協議会の参加店の取材を行う。まずは、石田豆腐店さんへ。大きな加工上に、スタッフも何名もいらっしゃいます。配達の車も4台はみかけました。柳田とうふの名前で、能登のあちこちのスーパーや食料品店で販売されています。珠洲の角花さんのところのにがりを使っておられます。大きな豆腐(本来の1丁)を紹介させていただくことにして撮影。次にむらのもちやへ。月見団子を作られている加工場で相談をさせていただく。柳田食産、ヤマトさんと回り、取材を続ける。最後は、 あさひさんにお邪魔して、ご主人と相談させていただきました。ちょうど、ご主人のお父さんがとってきたあおりいかが入ったとのことで、お刺身にしていただきました。活き作りで贅沢な夕食になりましたね。久しぶりに宇出津の「民の宿ふわ」に泊めていただく。


あさひさんでいただいたあおりいか

9月27日(木) 山中温泉
 午前は県庁で打ち合せ、昼は志庵でそばをいただき、午後は加賀に行く。加賀市役所で打ち合せの後、山中温泉へ。すずや今日楼で女将さんとヘルスツーリズムのモニターツアーについて相談し、商工会やかよう亭さんにも顔を出す。随分久しぶりのような気がします。昨年は、水中運動の体験会で山中温泉医療センターにはお邪魔していますが・・・。南町の商店街から総湯までの道路が拡張され、見通しがよくなっていますが、歩道の整備はこれからのようです。人口減少が続く温泉地においても、地域商業の継続のためには、旅人も楽しめる店に転換していただくことで、地域住民の皆さんの暮らしを支える商売も可能になることを理解していただく必要があります。商店が、旅人と住民の交流の場になることも重要な役割ではないか。いずれかに絞るということではなく、交流の舞台して、商店が機能にすることが理想だ。


志庵の2種盛りそば

9月26日(水) クアオルト研究会
 前年度は由布院で行われた温泉クアオルト研究会、今年は山形県の上山で行われます。10月10日、11日と予定されていますので、9日からスタッフとともに上山に参ります。10日の午前には、気候性地形療法のコースを歩くプログラムを体験したいと考えています。随分久しぶりのような気がしますので、商店街の皆さんやまちづくりの活動をされてきた方々と再開できればと、最初からおつきあいいただいている山口さんにご連絡をとらせていただいています。上山のコース紹介あり。体験を踏まえ、北陸での展開可能性を探ります。


9月25日(火) 地域再生論
 地域を経済的に、財政的に維持していくために何が必要か。地域政府である自治体が主体的に、優先的に取り組むべきことは何か。安定した財政基盤の確立であり、収支のバランスがとれる地域社会の構造を描き、推進していくこと。地域における生活課題を抽出し、産業、道路や上下水道・橋梁・港湾などの社会基盤、教育、福祉、医療、交通体系、文化など多岐にわたることを具体的に取り組む必要があります。それぞれに従来の施策を再評価し、新たな方策を企画提案し、予算獲得してはじめて具体化される。そのためには、現状を定量的、定性的に評価・把握し、課題の抽出を明確に行う必要があります。特に、能登のように、人口減少が進み、高齢者比率が高まっている地域は、財政基盤の弱体化は避けられない。地域社会の基盤であり、地域の担い手たる人の問題にいかに取り組むか。進行している状況をシビアに把握して、今後のことを考えるべきではないか。現在、能登地域に暮らす人々の誇りや生活の充実を前提としつつ、新たな担い手の誘致は最優先課題でしょう。トータルな地域のあり方を議論できる場が継続的にほしい。


9月24日(月) 若い世代へ
 夜は香林坊のホテルで若い人に会う。南三陸町で出会った石川県出身者の友人とのことで、メールをいただき、直接お話をさせていただきました。現在は東京をメイン拠点にして仕事をされているようだが、金沢の地域振興にも関わりたいとの意向です。行政に入るのではなく、行政と連携した仕事がされたいというのも、新しいアプローチのようにも思う。当方ができることは、彼の様な若い人に、これまでの経験や蓄積してきたことを伝えること、必要に応じて人を紹介することなのかもしれない。一方で、若い人たちと意見交換したり、一緒に行動することは、こちらが学ぶことも多いので、積極的に関わっていきたい。


9月23日(日) 千枚田で稲刈り
 夜半過ぎから能登事務所では雨が降っていたので、輪島市役所に電話して確認。千枚田の稲刈りは雨天でも行われそうだったので、車で向かう。8時半前には現場に到着したが、すでに大勢のオーナーやボランティアが集まっておられました。県外からの参加者が半分以上で、是が非でも行いたいところ。幸い徐々に雨は上がり、稲刈りの際には、雨が降っていませんでした。稲刈りの前には、2組の結婚式も行われました。大勢の人から祝福されての式もよいものです。当方たちが担当した田んぼは一つが小さいので、先が見えて、作業しやすいのですが、大きな田んぼのオーナーさんたちは大変そうでした。9時半からスタートし、11時半までの2時間では終了しないオーナーも散見されました。今回は「のとだらぼちITOKO会」としてオーナーになっている田んぼでの稲刈りでしたが、隣りは水木一郎さんがオーナーで、ご当人が稲刈りに来られていました。スタートが遅れていたので、少しばかりお手伝いし、最後に記念写真を撮っていただきました。作業終了後は、千枚田のお米のおにぎりと具沢山の味噌汁でした。あぜに座って、眼下に日本海を眺めながらの昼食もよいものです。


花嫁行列

稲刈り作業

水木さんを囲んで記念撮影

9月22日(土) 異人性
 東洋大学の能登ゼミが終了しました。 能登空港から午前の便でお帰りです。大きな荷物を4台の車で空港まで運び、学生諸君は輪島市のバスで空港まで送っていただきました。一気にまとまった人数でカウンターに並ぶと発券に時間がかかりましたが、何とか間に合いました。今回の学生諸君の活動に期待したのは、異人性を発揮してくれること。地域の人達の日常を相対的に見つめ、その魅力や価値を発見し、地域の人に気づきの機会を提供いただくことです。ライフヒストリーをうかがうという高橋ゼミの基本手法は、そのような意味でも有効なのではないかと思う。その人の一生をうかがうということは、自らの人生を振り返り、そのことを開示することを通じて、自己確認の場となり、自らの価値の根幹を発見できる機会となりえるのではないか。輪島市門前町において、学生諸君と一緒に活動した星野恵介さんが、「自分たちが一番勉強になった、地域の人の話をうかがえて面白かった」と言ってくれたのが印象的でした。外部の人間が主となって話をうかがい、その場に地元の若者が同席することで、地元の人間同士では出てこない、質問しづらいこともうかがえることがあるはず。それが異人に参加いただくことの意義であろう。昔から使っている概念としては「触媒」があるが、意味していることは共通しています。触媒は、地域において、地域の人達が主体となって新たな活動や、新たな商品、事業を生み出す契機となることを意味しています。そのようなことも包含し、異人性を担った存在として都会の学生諸君が活動してくださるとよい。各地での活動に地域の若者が参加すると、地域にとっての成果が増すのではないか。午後は、数馬酒造での酒蔵コンサートを拝聴しに出かけ、能登事務所に泊まる。


門前町の架干し風景

能登事務所からの眺め

数馬酒造の酒蔵コンサート

9月21日(金) 能登ゼミ最終日
  東洋大学の能登ゼミも最終日です。午前は各地での活動のとりまとめ、午後2時からは発表でした。珠洲市、能登町、穴水町、輪島市門前町、志賀町に分かれて活動した成果を模造紙に書いて発表してもらいました。活動の様子を撮影した写真もプロジェクターで映して紹介。各地で受け入れていただいた方々からもコメントを頂戴して、成果発表は終了。発表の中での重要な指摘をいくつか、「自分がいるべきところはどこか」「のとガール」「M(孫)ターン」「能登イケメンブランド化計画」「能登ワインにぶどうジュースやソフトを用意して家族連れも利用しやすくする」「穴水仲居のさとりの道に休憩ポイントを(お寺カフェ)」「能登町猿鬼伝説再生を」「若い力が地域を変える」・・・。ライフヒストリーをうかがうという当初の目的は達成されていないようですが、それは繰り返し訪れていただき、一定の人間関係を形成することを通じて可能になるのではないか。今後の継続的な能登での活動を期待したい。夕方からは、庭に出て懇親会が行われ、各地で受け入れていただいた方々も参加いただき、盛り上がりましたね。


プレゼン

9月20日(木) お熊甲祭
  朝7時半に中島まつり会館に集合。本日は学生諸君がお熊甲祭りに参加です。8時頃には、久麻加夫都阿良加志比古神社での行事がスタートしていました。周辺のお宮から参集した太鼓、猿田彦、神輿、枠旗の宮入です。ここだけでも十分楽しめます。午前は穴水での部会があったので、そちらに参加し、学生諸君の荷物を富来からまんだら村に移動させてから、2時半には中島に戻りました。おかげで最後の盛り上がりの場面を間近に拝見できました。


祭りの様子

9月19日(水) 若い力
  午前、午後と穴水町での里山里海資源活用実行委員会の部会に参加。夕方からは東洋大学の能登ゼミにおつきあい。門前町での活動を拝見させていただきました。商店街でインタビューを続けていただいています。女性には女性らしい質問をされていました。夜は商工会青年部の例会の様子を拝見。最後はほていやで懇親会でした。若い人同士の交流は楽しそうです。今後につながることを期待したい。


商店街でインタビュー

9月18日(火) 里山めぐり
  東洋大学の能登ゼミの様子を見て回りました。藤井教授、高橋教授と穴水町、能登町、珠洲市の現場を拝見に行く。穴水町では四村地区で白坂さんがお話をしていただいていました。能登町では、八田さんのところにある昔の写真をたよりに、現在の写真を撮影して回っている様子を拝見。珠洲では移住してきた小林さんの家での活動の様子を見学に参りました。その後、珠洲市長と懇談いただきました。穴水町に戻り、いろいろお世話いただいている井川さんのところにお邪魔して、こぶり石の展示ギャラリーを見せていただき、お話を奥様からうかがいました。穴水の隠れたポイントして、おすすめですね。最後は、幸寿司で夕食をいただきました。


能登町での活動の様子

9月17日(月) 里山風景
  朝9時には、学生諸君が各地に向かう。穴水町、輪島市門前町、志賀町、能登町、珠洲市の受け入れ担当の方々が迎えに来ていただきましたので、それぞれの車で向かう。大きな荷物を乗せられない場合は、別の車で届けることにしました。穴水町は県の表次長にお願いし、能登町は当方が届ける。その前に、両教授を能登空港までご案内し、レンタカーを借り、各地を巡っていただくことにしました。当方は荷物を取りにまんだら村に戻り、能登事務所に向かう途中、手仕事屋に寄り、星野さんと打合せ。能登事務所の近くで、能登町チームを発見、小箱政治さんの炭窯で話を聞いているところでした。久しぶりに、炭窯からの眺めを撮影させていただきました。能登事務所では2階を掃除し、学生2名が宿泊する準備を。その後はスタッフと打合せを行い、別荘にもどりました。夜は、両教授と富来まで行き、てらおか風舎で能登牛を食していただきました。最初に寺岡社長に能登牛について説明いただきました。別荘に戻ってからも、いろいろお話をうかがうことができ、有意義な合宿になっています。


小箱さんの炭窯からの眺め

9月16日(日) 能登ゼミスタート
  能登空港で東洋大学の学生諸君を出迎える。本日から能登ゼミがスタートしました。まずは門前に移動し、手仕事屋で昼食。その後、まんだら村の別荘、錬成館でオリエンテーション。部屋割り、宿泊準備の後、じんのびの湯に入ってもらいました。関係の皆さんの車で送迎。きれいな夕日を望むことはできませんでした。夕食の時間には、県企画振興部の表次長や穴水町から大学の先輩にあたる三輪一雄さんも能登ネットワークの仲間と一緒に駆けつけて下さいました。夕食の後、さらに懇親は続きました。それでも、10時前にはお開きとさせていただきました。明日から珠洲市、能登町、穴水町、輪島市門前町、志賀町に分かれて、本格的な活動ですから。


夕食の前に三輪先輩より挨拶

9月15日(土) 地域の祭り
  事務所で仕事をしていたら、夕方から大きな太鼓の音が響いてきた。暗くなってきてから様子を見にいったら、近所の泉八幡神社の秋のお祭りのようで、地元の人たちが手作りのお祭りを行っておられました。屋台もすべて住民の皆さんが出店(やきそば、串焼き、他)されていますし、氏子の方々が持ち寄られるものは紙に書いてはり出されています。やぐらが組まれ、端には太鼓がいくつも並べられ、子どもたちが太鼓をたたいていました。狭い境内に所狭しと設置されています。境内には樹齢500年以上という大きなイチョウの木が林立し、雰囲気のあるお宮です。古い街の古いお宮であることを実感できます。泉八幡神社は、石川県神社庁の紹介によると、「加賀国の守護富樫泰高が文亀年中(1502年頃)に祀った八幡宮で、その後地黄煎村の権兵衛が現地に再建したと伝える」とのこと。


お祭りの様子

9月14日(金) 創造性
  地域の優先課題は何か。創造力の豊かな人の育成と誘致ではないか。能登半島のように、人口の絶対数は減っていくとしても、その地域に暮らす人々が安心して豊かに暮らせるようにするためには、地域にあっても十分な経済を形成できるだけの魅力ある事業、商品、産業、政策を創造できる人が必要です。人口減少社会の優先課題でもあります。大都市は、工場や商業施設、行政機能が集積することを通じて人が集まり、人口が増えることで形成されてきた経済もありますが、その中から新たなビジネスも生まれ易かった。一方で、人口は減っていくが、そこに留まりながら人生を楽しむための方策を創造していけることだ。知恵を出し合い、伝承されてきたことを伝え活かすことと、新たな楽しみを創造することが期待される。交流を通じて刺激を得ること、遠方からお客様にお越しいただけることを常に産み出すことで、交流を促進し、自分たちも楽しむという発想もあるでしょう。交流の舞台としての地域をいかに演出するか。手間ひまは相当にかかるし、きめの細かい作業が必要になりますが、そのようなことの蓄積により、地域の魅力は高まるように思う。アイデアを形にしていく着実な推進力が、地域の創造力のコアです。新たなことを創造することは面白い。人口規模の小さな地域ほど、成果は見え易い。地域の未来を描く楽しさは、そのようなところにもあるように思う。


9月13日(木) 門前町
  朝から金沢を出て、穴水でまず打ち合せ。その後門前町に移動し、東洋大学生たちのゼミ活動の拠点にするまんだら村の別荘で準備。机と椅子を並べ、最初のオリエンテーションができるようにして、椅子と机に雑巾がけ。昼は手仕事屋でいただきましたが、総持寺祖院の行事「御開山忌法要」(15日まで)が始まっており、大勢の僧侶の方が交代でお越しになられていました。その後、能登町で会議に参加し、最後に中島の能登鹿北商工会にお邪魔して打ち合せ。効率的な一日でした。能登の各地では稲刈りが進んでおり、本日は天気も良くて稲刈り日和でした。奥能登では、ハサ干しの様子もあちこちで見る事ができます。典型的な里山風景ですので、何カ所でも撮影しました。


能登ゼミの準備

本日の総持寺通りの様子

ハサ干しと集落

9月12日(水) MEGU
  昼は叔父夫妻の希望で一緒に昼食を。初めて高尾台のMEGUに行く。駐車場には車がいっぱいであったが、12時半過ぎに入ったが店内はいくつか席が空いていて、スムーズに食事にありつけました。メインディッシュとスープ、デザート、ドリンクとバイキングのサラダ等がついて1380円のコースをいただきました。十分な品数でした。メインディッシュも別々のものをいただいましたので、多くのメニューを楽しませていただきました。1時過ぎでも満席状態で人気です。


パスタ

ピザ

デザートのプリン

9月11日(火) 吟屋
  夕方からの打ち合せの後、金沢事務所の近くで夕食をいただきました。吟屋(金沢市泉1丁目5−20 076-242-4448)という店ですが、一旦休業した後、しばらくして営業再開しています。PRが足りなくてお客様が少ないのか、曜日のせいなのか、他にお客様はいらっしゃらなかった。味付けも盛り付けもそれなりになっていますから、もっとお客が入っても良いと思う。


突き出し

カジキマグロの半殺し

炙りじゃことほうれん草サラダ

9月10日(月) 産業構造の把握
 6月に東洋大学で能登ゼミの事前学習会にお邪魔した時に整理したデータがあります。奥能登の市町の就業構成の数値を集計してみました。一次産業の従事者は5.9%、製造業16.1%、建設業13.1%、卸小売23%、医療福祉9.9%、宿泊飲食8.7%、生活関連娯楽4.2%、運輸・郵便3.8%、金融保険2.3%、教育1.6%、その他11.3%となっていました。その成果としての売上高、利益を把握し、それぞれの仕事の今後をいかに描くか、後継者をいかに育成するのか、地域の産業構成、生活を支える仕事をしっかり成立させるための方策をそれぞれの産業関係者や行政がしっかり計画し、実行していくことが期待されます。


9月9日(日) 震災復興
 NHKの夜9時からの特集の内容は大きな問題提起であった。震災復興予算のかなりの部分が、被災地以外で使われているという。分かり易い例では、中京エリアの工場増設への補助金、工場の増産により、東北の販売拠点がスタッフを追加で雇用するという想定のようだ。沖縄の道路工事経費も出ているとのこと。防災という観点での予算執行のようである。一方で、地域の商業者が連携して商店街の再生のためのグループ補助金を申請していても、採択されていません。グループ補助金の申請の半分以上が採択されていません。優先順位の付け方を間違っていないか。施策の作り方に問題がありそうだ。地域からもっと具体的な政策提案をしていかないといけないではないか。


9月8日(土) 森林公園
 森林公園で行われているクラフトマーケット「森の青空アート」を見学に行く。芝生広場の一番下のエリアに出店者のテントが並んでいるので、風が通らず暑い感じでした。芝生広場の斜面を少し上がってところは風が通って涼しかったですね。せっかく森林公園に来たので、動物園も見学に行く。シカ、イノシシ、リス、タヌキ、テン、キツネなど、森に棲んでいそうな動物が飼われています。その後、河合谷集落を見学、瓜生集落の峨山禅師生誕記念碑まで足を延ばしました。山間の奥まったところに、相当昔から人が住んでいたということですね。禅師は1275(建治元)年にこの地で生まれています。最初は比叡山で天台宗を学びますが、その後、金沢の大乗寺で瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師に学び、曹洞宗(そうとうしゅう)に転宗しています。1324(正中元)年に、瑩山禅師が開いた総持寺の第二代となり、曹洞宗を全国に広める仕組みを作った方です。1366年91歳で亡くなられました。そのような偉大な人を輩出した地として、もっと注目されてもよいですね。


クラフトマーケット

動物園

峨山禅師生誕地

9月7日(金) 苺花
 早めに仕事を切り上げて、夕食を自宅近くの 苺花(金沢市三馬2-292 TEL076-241-2021 毎週月曜日 第2・4日曜日)でいただく。週末とあって満席になっていました。大皿にもった料理がカウンターの上に並び、黒板メニューが興味をそそります。料理を盛り付ける器が大きいので、すぐテーブルの上がいっぱいに。久しぶりに、今後のことを語りつつ、ゆっくりと夕食をいただきました。そばが無くなってしまったので、いただけませんでしたが、本来は手打ちそばのお店です。


カウンターの上の大皿料理

カワハギの煮つけ

前菜の一品

9月6日(木) 夕陽
 朝から金沢を出て、久しぶりに能登へ行く。まずは空港で打ち合せ。次に能登町で打ち合せ。珠洲まで行き、鉢ケ崎の海岸林の中を歩いてみる。松林の中はふかふかです。松葉が堆積し、除伐した木をチップにして根元に入れてあります。歩いて楽しむにはほど良い空間かもしれない。次にしいたけ小屋ひろきちに行き、東洋大学の能登ゼミの件について打ち合せ。能登事務所に立寄り、門前に移動し手仕事屋で東洋大学の能登ゼミについて打ち合せ。五十嵐さんも来られたので、商店街の活動について相談。最後は富来のアスクで寺岡さんと1時間話して、ようやく金沢に戻りました。長い道のりでした。手仕事屋からアスクに向かう途中は、ちょうど海岸線の道から夕陽がきれに見えました。車を停めて、写真を撮影、夕陽が沈む様子は美しい。瞬間のことであるが、眺め続ける価値はあります。


日本海と夕陽

9月5日(水) おおかみこどもの雨と雪
 久しぶりに映画館で映画を観ました。「おおかみこどもの雨と雪」です。監督が細田守さん、富山の上市出身で、上市が舞台として登場します。住んでいた家は現存する建物がモデルになっていて、見学に来られる人が多いとニュースになっていました。美しい里山風景や立山連峰が印象的です。上市の里山を舞台にしたガイドツアーを本格的に作るべきです。しっかりお金をいただき、その一部を保全に活かす仕組みを構築できるとよい。魅力的なガイドがいることも成功の条件です。映画に登場したお母さんのようなガイドがよいですね。


おおかみこどもの雨と雪(HPより)

9月4日(火) 保全と活用
 エコツーリズムの発想で価値があるのは保全と活用のバランスを目指すこと。自然保護や文化伝承にウエイトがかかった活動は、人が来ることを拒むことになったりしますが、適当な数の人が訪れることで保全や伝承が促進される仕組むづくりがエコツーリズムと言えます。素晴らしい自然や文化だからといって、大量にお客様が訪れて、環境破壊、資源減少、雰囲気が壊れることを防ぐねらいもあります。そのためにもガイドがついて、人数限定で楽しんでいただける条件を、フィールドごとに、対象ごとに決めていく必要があります。対象やフィールドのことをよく理解し、いかにすれば、資源を保護し、次代につなぐことができるか、そのような観点でプログラムづくりを進めたい。ガイドやインタープリター役の育成が不可欠です。


9月3日(月) 立脚点
 自分たちはどのような場に立っているのか。ビルが林立する大都市にいるのか、いろんな生き物が棲息する森や川、海に隣接したまちや里にいるのか。一時のことではなく、長い時間どこで過ごすかを考えると、想像と選択が要ります。あなたはどこで生きることを選びますか。これまでの人生、仕事場は別にして、住む所はせいぜい2階建ての建物の中で生活することを選択してきました。唯一、中野坂上に住んでいた1年間だけは、3階に住んでいましたが、どうも落ち着かなかった。それで、泥棒に入られたことをきっかけに逃げ出しました。身の丈にあった場が良いと。これからの人生を考えても、大地に近いところで暮らし続けたいと思う。人生の選択として重要な気がします。


9月2日(日) 南三陸ツーリズム
 南三陸町での活動の記録とプログラム紹介のために、ホームページを新たに作成しました。タイトルは南三陸ツーリズム。震災前に戻すだけでは、地域振興の展望は開きづらい、あまりの被災の激しさに観光を言い出しづらい、そのような観点から、エコツーリズムの発想での地域振興を提案して参りました。日本エコツーリズム協会の支援もいただき、継続的に活動できるようになっています。しかし、その範囲でできることは限られています。新たな財源獲得も必要ですが、当面の活動を通じて成果を出していくことが求められますので、情報発信を強化することが優先されると考えて、こちらサイドでのサイトを作ることにしました。本格的なプログラム紹介は南三陸町観光協会のサイトで行う予定ですし、印刷物のデザインも観光協会のデザイナーにお願いしてあります。関連情報も含め、継続的に情報を付加していきたいと考えています。初めてホームページビルダーで作成しましたので、いろいろ修正したい点もありますが、それはおいおいと、・・・。


9月1日(土) 
 近くのスーパーに買物に出かけた以外は、どこにも出かけず、家で寝ていました。午後3時過ぎからは雨が降り始め、ますますトーンが下がっていきました。八尾の風の盆に出かければとも考えていましたが、あいにくの激しい雨で断念。夕方には土砂災害警報も発令され、消防車のサイレンが繰り返し聞こえました。山手の末町や別所町などで土砂崩れが発生しているようです。まとまった雨と風が出て、一気に涼しくなりました。おかげで、2階で冷房もかけずに寝れました。涼しくて目が覚め、夜半過ぎには窓を閉めました。一気に秋の気配になりましたね。


以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

MENU◆ 最初のページ / 能登のエコツアー / 鉢伏山に行こう! / 能登でココロもどる旅! / おすすめの珠洲 / 飯田彩り市場 / 能登お店の物語 / いしり / 能登手仕事屋 / ほうだつ山麓米 / 能登の案内人(携帯用] / 和倉温泉商店連盟 / おすすめの加賀 / 「美味しい石川」 / 八尾風便り / おすすめの出雲 / おすすめの由布院 / ◆美味しい食事/富山/石川/福井 / 泊まりたい宿 / 魅力的な人 / おすすめの地域 / ネットワーク / 人ネットワーク / 地方ことばのページ / 金沢便り / ご意見箱 /
■テーマ別リンク集 ◆ツーリズム関連/ ◆首都圏で出会う北陸/ ◆UIターン/ ◆ライブカメラ/ ◆環境・自然体験/ ◆農家のページ/ ◆観光情報/ ◆観光施設/ ◆飲食店/ ◆宿泊施設/富山/石川/福井/ ◆博物館・美術館/ ◆交通・天気/ ◆自治体/ ◆地域づくり/ ◆マスコミ/ ◆検索エンジン/ ◆緊急情報・調べもの/ ◆岐阜県情報
(株)ぶなの森 担当:高峰博保 能登事務所:鳳珠郡能登町字当目60字41番地2 〒928-0334 地図 TEL 0768-76-0600
金沢事務所:金沢市泉1丁目3番12号プランドールT101 〒921-8041 TEL 076-287-5530 FAX 076-287-5531
takamine@bunanomori.com