[ 金沢便り2011.10月 ]
最初のページの金沢便りのバックナンバーコーナーです。
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10月31日(月) 朝市通りで商店街を語る
 夜は輪島の朝市通りである本町商店街で、朝市と商店街の在り方について意見交換しました。地元のお客様も減り、観光客も減りという状況が進行しており、売上の絶対額も減少という状況です。朝市の商売は保健所の指導もあり、産地の表示や、加工場や加工方法等の基準を守ることが進められているようです。安心して買えるようになれば何よりです。その一方で、商店街は午後に集客することを目指してきたようですが、まずは朝市の行なわれている午前中に新たな商品やサービスの実験を行なうことが期待されます。朝市に出店している店だけでなく、商店街のお店も楽しみにしていただけるようにならないといけません。さらに期待したいのは、夕方に集客できるような取り組みです。仕事帰りの人や宿泊のお客様に楽しんでいただけるような商品、サービスの提供が期待されます。商店街として連携することで、新たな魅力づくりを進めていただきたいものです。わいち商店街やぶ本店でそばをいただいてから商店街をぶらぶらしたら、夜まで営業している飲食店を複数発見、次回は商店街で夕食をいただこう。


夕食にいただいたやぶ本店のもりそば

10月30日(日) 茅刈りワークショップ2
 あいにくの雨の中、茅刈りワークショップの2日目のプログラムがありました。今日は相倉集落の茅場で、茅刈りを行ないました。指導は世界遺産相倉合掌造り集落保存財団の事務局長辻清市郎さんです。相倉地区の共有茅場で茅を刈りましたが、平らな場所で、作業はしやすかったです。参加人数も多かったので、早く終了、軽トラックで一番上の茅場まで見学に参りました。急な斜面のあちこちに茅場が設けられています。一番上の茅場はなだらかな場所にあり、周囲に年数の経ったブナ林が広がっていました。相倉集落に戻り、合掌造り交流館で昼食弁当をいただき、解散となりました。紅葉シーズンで、相倉集落には大勢のお客様がお越しになられていました。


雨の中、茅を刈る

急な斜面の茅場と沸き立つ雲

秋色の相倉集落

10月29日(土) 茅刈りワークショップ
 午後から五箇山で茅刈りワークショップがありました。日本茅葺き文化協会の主催で、五箇山の菅沼集落の裏山の茅場で、茅刈りを行ないました。指導は茅葺き何十年という小林亀清さんです。総勢20名程で、斜面を登りながら茅を刈り、まとまった量を茅で結っていきます。それを、斜面下まで、転がし下ろして、軽トラックに載せて、菅沼集落まで運び、塩硝の館の周囲に雪囲いとして立てます。乾燥させるためでもあります。その後、くろば温泉につかり、相倉集落に移動。宿泊する合掌造りの宿・三五郎で夕食をご馳走になりました。山菜やきのこ、五箇山豆腐などが盛り込まれた五箇山の郷土料理です。お食事を早々に済ませ、今度は合掌造り交流館で「茅葺き文化講座」です。3人の講師から、茅原の生き物について、群馬県での茅場の再生と活用、五箇山の茅場の歴史、についてお話がありました。すでにその段階で交流会終了時間に近かった。交流会が11時過ぎまで、お宿に戻ってから三次会があり、寝たのは2時でした。有意義なお話がいろいろ伺えました。


見本を示す小林亀清さん

急な斜面で茅を刈る

塩硝の館の回りに立てる

10月28日(金) 住民の健康づくりとヘルスツーリズム
 昼前後は県庁で打ち合わせ。その後、珠洲に向かう。観光分野では、「住んでよし、訪れてよし」が一つのキーワードになっています。その地域に住んでいる人が明るく元気で、人生を楽しんでいることが、訪れる人にも元気を与えてくれます。健康な人が多い地域が、健康増進のプログラムを実践する場に相応しい。まずは、住民運動として、健康づくりのプログラムに取り組むことです。お客様を招く以前の活動として不可欠ですね。元気のない人の多い地域では、他所から来た人も楽しめず、元気をいただけません。再び訪ねたいと思うのは、元気で明るく魅力的な人がいる地域ではないでしょうか。そのようなことを念頭に、珠洲でのヘルスツーリズムの取り組みの一環として、住民対象に、水中運動やノルディックウォーキング、森歩き等に取り組むべきです。福祉や健康増進センターの関係者と相談させていただきました。担当の女性たちが明るく元気であることが可能性を感じさせてくれます。


10月27日(木) 桂の森歩きツアー実験第2弾
 今日も朝8時過ぎに桂湖にお邪魔して、桂の森歩きツアーの実験を行なう。前回同様、快晴の天気で、紅葉が進む森をゆっくり歩きました。地元の人は、地域の事にも詳しくて、ガイドが学ぶことも多く、よい研修になっています。ガイドは最初から多くを語る必要は無く、お客様から質問されたことを記録しておき、分からない事はすぐ調べることで、少しずつ知識が豊富になっていきます。それと同時に地元の人たちの森との関わりを知る意味で、地域の人と一緒に歩く意義は高い。今後も、継続して実験を続けるべきですし、宿泊施設の人や観光協会の方々に参加いただき、改良点の提案をお願いしたいし、体験を通して魅力を実感いただき、お客様にリアルに紹介いただいけるようになって欲しいものです。実験の後、ビジターセンターに暫くいましたが、バスツアーのお客様が続けてお見えになりました。立ち話でしたが、いろいろお話をうかがいました。45分の滞在時間とのことでしたが、ブナの森に案内する実験もできるとよいですね。夜は、島根から来客があったので、片町で会食。最後は夜の神社めぐりも行ない、楽しい夜でした。


快晴の桂湖

紅葉が進むブナ林

ブナの実クッキーとクロモジティ

10月26日(水) エコツーリズム行脚
 午後4時には金沢の事務所に戻りました。私にとっては長い東北の旅でした。東北各地で出会った皆様に、エコツーリズムについて語り続けました。二戸の全国大会でも、南三陸でも、そして、志賀さんの還暦祝賀会に出席された方々にも。震災からの復興は皆様が意識されています。そのことにエコツーリズムがいかに役立てるか。地域の環境や産業再生を促進し、人財誘致できる仕事として成立させることが重要です。全国大会には沖縄からも参加いただいていましたが、沖縄での取り組みは、よいモデルです。若者の失業率が高い沖縄では、重要な若者の雇用の場になっています。小さな島や村でも多くの事業体が生まれています。魅力的な人財育成やフィールド整備を進め、柔軟で面白いプログラムづくりを続けることです。そのことは地域の魅力を高めることでしょう。一人のガイドが案内する人数を少なく設定し、お客様からお金をいただき、安全管理等もしっかり行なう必要があります。お客様からいただいたお金の一部を環境保全や文化伝承等に活用する仕組みを設けることも不可欠です。必ずや東北の被災地域のお役に立つはずです。次回は長い時間をとって南三陸にお邪魔したい。


10月25日(火) 観洋さんでエコツーを語る
 朝6時に観洋さんを出て、歌津崎まで行く。気仙沼市側にある半島の先端が歌津崎です。尾崎神社があり、断崖絶壁で三方を海に囲まれています。途中までは海沿いに道が走っているはずですが、震災の影響で、遮断されています。それでも、営業再開しましたというニュー泊崎荘を目指して行き、さらに少し細い道を進んでいくと、行き止まりで、そこに小さな社があります。それが、尾崎神社でした。社の前には、鐘楼も立っています。さらに、岬の先端に歩いて行くと、あずま屋があり、三方を海に囲まれていることを実感できる空間です。そこからは、観洋さんを遠くに望むこともできました。社の横の森の中に、小さな祠が3つ立っています。ここには、頻繁に人が訪れているようで、真新しい足跡がいくつもあります。途中の道路は細いですが、松が主体の森には色々な植物も生えており、魅力的な空間です。ニュー泊崎荘さんから歩いて来れる場所です。ちょうどよい散策コースなのかもしれません。8時前に観洋さんに戻り、朝食の後、被災した小学校や町内を案内いただきました。午前10時からは 南三陸ホテル観洋のスタッフや町の観光担当者、ガイドの育成に取り組む素晴らしい歌津をつくる協議会の小野寺寛氏や地域振興に取り組んでいる 南三陸復興ダコの会の方々に集まっていただきエコツーリズムについて勉強会。小林さんには「震災復興とエコツーリズム」のお話をしていただき、当方からは南三陸ですぐにできそうなツアーのイメージをお話しさせていただき、意見交換を行いました。午後は、観洋さんから歩いていける森に案内いただきました。ゆっくり歩いて1時間ほどでしたが、観洋さんが所有されている雑木林の中に歩く道をつくり、憩える空間を設けると良さそうです。3時半には観洋を出発し仙台に向かう。三陸道の石巻港IC手前で事故の情報があり、そこで高速を降り、古川まで一般道を走り、古川から東北道に入り、6時に仙台に戻ることができました。7時からは志賀さんの還暦を祝う会でしたので、何とか間に合いました。そうそうたる顔ぶれに混ぜて参加させていただき、遠方から参加しているということで、お祝いの言葉も述べさせていただきました。和やかで楽しい会でしたね。


歌津崎からの眺め

小さな社

かわいい花が咲いています

観洋さんの森への路傍に咲くリンドウ

小さなセンブリ

観洋さん所有の雑木林

10月24日(月) 南三陸復興ダコの会
 午前は志賀さんの事務所で仕事をさせていただき、午後から仙台を出て南三陸に向かう。南三陸では、まず 南三陸復興ダコの会の工房にお邪魔しました。前回、南三陸を訪問した際に、オクトパス君を買い求め、自宅の玄関に飾っておいたら、その後、息子が就職試験に受かったので、その御礼を言いに参りました。ご利益の例として、紹介いただいても良いのではないかと思います。工房では、若いスタッフがタコ文鎮(オクトパス)づくりに取り組んでおられました。仕事を確保する意味でも、タコの文鎮を売らないといけません。すでに、いろいろな商品展開も考えておられるようです。タコを食することを始め、タコを楽しみにお越しいただくことも、南三陸町の復興のためには大いに意義があると思います。タコだけでなく、ウニやイクラも人気の食材のようです。志津川町時代にお邪魔した時も、漁師さんに海の上にご案内いただき、船の上で最初に御馳走になったのが、ウニでした。早く海に出るツアーも再開していただけることを期待したいと思います。今日は 南三陸ホテル観洋に泊めていただき、三陸を南下してこられた日本エコツーリズム協会理事の小林寛子さんご一行と一緒に夕食をいただきます。


お嬢さんたちが仕事する工房

赤と金のタコが並ぶ

タコ以外の商品も開発中

10月23日(日) エコツアー体験報告会
 午前中は、エコツアー体験報告会があり、自分が座長を務めたコース3について報告いたしました。昨日から、案内していただいた久保田さんにもお話してきたことですが、一人のガイドが案内する人数を少なくすること、1ケ所でもっと長い時間過ごす、対話や体感を重視したプログラム構成にすること、同じコースでも多様なプランを設定、例えば@歴史探訪、A健康増進、B自然を知る、エコツアーとは別に、温水プールを活用して水中運動を住民運動として取り組むことなどを提案させていただきました。その後、総括セッションがあり、12時に終了。二戸駅まで行き、1時過ぎの新幹線のきっぷを購入し、仙台に移動するが、二戸駅前で行われているイベントには、昨日お世話になった金田一のメンバーも出店されていたので、顔を出したら、お餅とこんにゃく田楽を御馳走になってしまいました。2泊3日の楽しい二戸でした。お世話になった皆さん、ありがとうございました。再度お邪魔する機会が作れればと思う。今日は仙台泊まりで、明日、南三陸に参り、観洋さんに泊めていただきます。


10月22日(土) エコツアー「奥州街道を歩く」
 雨が降り始めましたが、金田一温泉駅から歩いて、奥州街道を歩く。願海庵でお茶とお菓子のおもてなしを受けるが、手が足りないようでだったので、葛餅を運ぶお手伝いをする。その後は、姉滝、川口集落、釜沢集落と田園の中を歩き、蓑ケ坂を登る。頂上の駕籠立て場で記念写真を撮影。ここで昼食の予定でしたが、雨のため断念し、歩いて下るが、途中、高齢の参加者が倒れられる。急ぎ、スタッフ車両で坂下まで運び、救急車で搬送してもらう。幸い、点滴を打つだけで済んだようですが、40名の集団で動くことの危うさが現れました。その後、バスでコミュニティセンターまで移動し、昼食を御馳走になる。そこからはバスで移動し、りんご園での摘み取り体験、亀麻呂神社での座敷わらしについてのお話をうかがい、再度、コミュニティセンターに移動。コミュニティセンターは「アツマランカ」という名前で、地域の小学生がネーミングしたそうです。ここでは、伝統の「てんぽ焼き」づくり体験や、葡萄の蔓で作るストラップなどの体験プログラムが用意されていました。民話の紙芝居を拝見した後、夜なべ談議ということになりました。乾杯の後、参加者全員に一言づついただき、余興の民謡を拝見した後は、自由歓談でしたが、盛り上がっていましたね。19時半にはお開きとなり、宿に戻りました。さすがに早かったので、休憩した後、温泉街に繰り出しましたが、お店はほとんど開いていなかったので、コース6のメンバーが宿泊している旅館にお邪魔して、12時まで懇親会を行いました。有意義な意見交換でしたね。


蓑ケ坂の入り口で

駕籠立て場から歩いて下る

りんご園で

10月21日(金) 東北へ
 久しぶりに東北へやって参りました。岩手県二戸市での全国エコツーリズム大会に分科会のコーディネーターとして参加です。小松仙台便で飛び、仙台駅までは電車で行き、仙台から二戸まで新幹線です。二戸についたのは、4時前で、会場入りしたのは田川副会長の問題提起が終わる直前でした。パネルディスカッション、交流会と進み、地域の食材を活かした料理がいっぱい並ぶ楽しい交流会でした。2日目のエコツアーでお世話になる「よりゃんせ金田一」の久保田さん、嶋野さんにもご挨拶ができ、有意義な交流会でした。金田一温泉に着いたのは10時前でした。移動だけで疲れたので12時前には寝る。 。


雑穀を活かした料理

雑穀アート

南部美人と二戸産ホップで作ったサッポロビール

10月20日(木) 桂の森歩きツアー実験
 今日は朝8時に桂湖にお邪魔して、桂の森歩きツアーの実験を行なう。快晴の天気で、紅葉しはじめた森は気持ちよかったです。ツアーの前に、桂集落跡の上まで行ってみました。昭和45年に集団離村されていますが、平成2年に、かつての住民の皆さんが立てられた石碑が集落を見下ろせる位置に立っています。その横には大きなカツラが立っています。集落の入口にあたるところに大きな桂の木が立っていたので、桂という字を地区名にされたそうです。6戸の集落だったようですが、こどもたちはきっと裏山で遊んだことでしょう。広大な森は実り豊かで、多くの生き物がおり、山の中で食べられる物や利用できるものがたくさんあったはず。途中にはきっと、こどもたちが雨宿りできたり、ツリーハウスのような場所もあったのではないかと思う。そんな桂の森をフィールドにしたツアーは、森でいかに楽しむか、森をいかに活かすかをテーマに設計していければよいのではないかと思う。今日は、地元の関係者に集まっていただいての第一弾の実験でしたので、森歩きは当方が案内し、後半のクッキーづくりは坂口さんに行なっていただきました。森への新しいアプローチとして、十分楽しんでいただけたようですが、地域外から来られるお客様向けには、さらに充実した内容にしていければ思う。


湖に沈んでいる桂集落跡

森の中でブナの実拾い

でき上がったクッキー

10月19日(水) 里山里海を語る
 昼は昨日から富山に講師としてお越しになっていた新江憲一さんに会いに上市の湯神子温泉に行く。上市に行くのは随分久しぶりで懐かしい感じでした。湯神子温泉の一番奥の部屋で新江さんは、観光関係の若手に囲まれて議論の最中でした。富山県の企画で今後の観光のあり方を学ぶ機会を設けておられるようです。新江さんをゲストにしているところにセンスが感じられますが、来週も呼ばれているとのこと。ハードな勉強会です。昼前には、新江さんと出て、八尾に行く。まず11月に由布院に行くメンバーの店に行く。胡弓でランチをいただき、エルバッチャでコーヒーをいただきました。その後、合掌、澤井農園を回り、富山空港にお送りする。夕方からは石川県庁の里山創成室で、里山里海地域の今後について議論させていただく。根本的に必要なことは、一次産業の付加価値化と担い手育成、産業としての再構築である。そのことを避けていては、世界農業遺産も返上しないといけなくなりますね。


10月18日(火) 西山郷史氏
 午後から、珠洲の西山郷史氏にアドバイスをいただくべく、朝から向かう。朝一には、税理士さんの事務所にお邪魔し、初年度の決算書をいただく。ぶなの森としての初年度は売上の1割の額の赤字でした。如何に返済していくか,・・・。珠洲ではわくわく広場でメールチェックをさせていただいた後、商店を見て回る。シャンボールで地域素材を活かしたパン、多間本家できのこを活かしたパンを購入。飯田高校近くの公園に行って、森の中でいただく。午後は西山先生のところにお邪魔して、揚浜式製塩の歴史について、お教えいただき、具体的な資料もお見せいただく。珠洲市史の詳しさに驚くが、能登名跡史(1931年)にも塩蔵の記録が沢山盛り込まれており、塩が重要な存在であったことをうかがい知る事ができます。塩釜については、塩釜神社に当るようにという的確なアドバイスをいただきました。塩に関する資料が何でも揃う場所を作るべきであるという提案は重要だ。西山先生は貴重な存在です。その後、里山里海自然学校に赤石大輔さんを訪ね、飯田わくわく広場で展示されているきのこの写真展のきのこが有毒か、食べられるかの情報を教えてもらう。頭の中に入っている人は貴重です。その後は商店街に戻り、珠洲きのこまつり2011に取り組んでいただいているメルヘン日進堂いろは書店ホビーつぼのらごら三和と回る。夜は商店街のだんだんで勉強会があった。朝市元気まつりを11月27日に開催する事に決め、アイデアを出し合う。商店街の皆さんが持っているネットワークを活かし、如何に輪を広げることができるか。楽しみだ。


メルヘンのきのこモンブラン

ホビーつぼのの能登の里海を描いた作品

らごら三和で販売予定のしいたけの実った原木

メルヘンのきのこシュークリーム

多間本家のきのこパン

シャンボール店前のきのこの椅子

10月17日(月) 桂の森歩きツアー
 今日も朝9時から桂湖にお邪魔して、桂の森歩きツアーづくりについて打ち合わせ。実際に森を歩いて、ツアーのイメージづくりを行なう。途中、木になる植物や生き物の痕跡なども見つけ、写真を撮影。とぐろを巻いて静かに日光浴しているマムシも見つけました。いろいろな生き物が暮らしている森ですね。ダム湖に沈んだ桂集落があった時も、住民は森を舞台に食べ物や燃料、肥料等を手に入れ、いろいろな生活具を作る材料を調達していたことでしょう。そのような歴史を想像しながら歩くと、斜面に大きなブナが数本残り、新たに成長してきたブナも多く見られる事に、人が関わり続けてきた森の姿を見るようです。そんな森をいかに活かすか。そのようなことを考えるための舞台としても魅力的に見えます。熊や鹿などの大型獣も生きている森です。斜面にみられる沢山の穴には、ネズミなどが住んでいるようです。繰り返し森を歩くことで、ひとつひとつを調べていきたいですね。


ツルアリドオシ

ミヤマガマズミ

マンサクの紅葉

10月16日(日) きのこまつり
 朝早くに家を出て、珠洲に向かう。途中事務所に寄り、五箇山でのプログラムづくりの参考になりそうな本をピックアップ。珠洲には9時前に着き、飯田わくわく広場での第2回珠洲きのこまつりプレイベント、珠洲スタンプ会のスタンプ祭りの準備の様子を拝見。その後、商店街を見て回るが、きのこの出は悪いようで、飯田彩り市場の店頭にはありませんでした。松茸は豊富なようで、今井商店さんでは、出荷作業に追われていました。10時からのわくわく広場でのイベントは大勢の人で、ぎりぎりに持ち込まれた松茸の販売も好評で、飛ぶように売れていました。豊作とあって沢山あり、みごとです。わくわく広場の中でのきのこの写真展も大勢の人にご覧いただいていました。中には、見つけたきのこを持参されて、調べて欲しいというお客さまもいらっしゃいました。きのこに詳しい人にいていただくべきでしたね。途中、道の駅すずなりでのおらっちゃの里山市の様子も拝見に行くが、サマツがたくさん出ていました。その後、柳田植物公園で行なわれていた能登きのこ祭りも見学に行くが、まつたけやその他のきのこも多く展示販売されていました。長い実績がありますので、大勢の人でした。これからしばらくは、奥能登できのこを楽しめそうですね。


松茸の販売

きのこ汁の販売も人気

わくわく広場は大勢の人でした

おらっちゃの里山市でのサマツ

いろは書店のきのこ本販売コーナー

わくわく広場でのきのこグッズ販売

10月15日(土) 桂の森歩き
 午前は、桂湖の森歩きのチラシの修正とホームページを作成しました。実験的な試みですので、20日は実験を行なうための企画検討会といった位置づけで行なうことにして、実験事業は27日(木)に行なうことになりました。その内容を「桂湖の森歩きとクッキーづくり」というページにしてアップしました。皆が初めて行なう事業ですので、楽しみです。午後は金沢大学医薬保健研究域医学系にお邪魔して、環境生態医学・公衆衛生学の中村裕之教授と面談、珠洲市でのヘルスツーリズム事業についてアドバイスをいただきました。今後もいろいろお教えいただきたいものです。大学に籍を置かれる研究者のアプローチは民間の事業者とは異なるので、その方法について学びたい。


10月14日(金) 桂の森の道づくり
 今日も朝9時から桂湖にお邪魔して、展望ルートの道づくりを行ないました。先日のメンバーによしのやのご主人・酒井真照氏が加わりました。チェーンソーと仮払い機持参ですから強力です。先頭をいかれ、遊歩道上に生えている大きな木を軒並み切っていかれます。その後を羽馬さんが仮払い機で刈り、当方と坂口さんは切り倒された木や草をどけ、まだ残っている細い木を枝切り鋏で切る程度の作業でサポートしていきました。それでも、森の中での作業はたくさん汗がでましたね。途中何度か休憩し、水分を補給。昼食は湖畔の「たいむ」でいただきました。昼食や飲物につけていただいたむかごなどの漬け物と、坂口さんが作ってもってこられたブナの実と栗のクッキーが珍しく美味でした。いずれも売れそうです。午後も作業を続け、展望エリアとおぼしき所までたどり着きました。森の中が暗くなってきた4時半ぐらいには下山しました。ビジターセンターで打ち合わせを行ない、急遽、20日にブナの実のクッキーづくりを行なうことにしました。ブナ林を歩き、ブナの実を拾ってきて、「たいむ」でクッキーづくりをしたいと思います。森のハーブティも一緒に作り、いただく予定です。ブナの実が豊作な今年だから、そして実がいっぱい落ちている今だからできる企画です。とにかく試しにやってみましょう。


ダムの横の橋からの眺め

展望エリアの大きなブナ、熊の爪痕が

坂口さんが作ってくれたクッキー

10月13日(木) 魚津意匠染房
 朝一から鈴見台にある魚津意匠染房で、着物観光の打ち合わせ。久しぶりに訪れた鈴見台です。魚津さんの自宅兼工房は、坂になった住宅地の一番上にあり、家の裏は県や市が所有する森です。典型的な里山林が広がっています。家の前にはブナが2本シンボルツリーのように立っています。洋の外観ですが、中は和の造りで、見学に来られるお客様もいらっしゃるようです。友禅の絵を描いている作家さんにお話をうかがい、仕事風景を拝見させていただけることは極めて貴重かもしれません。お客様の動線を考えて見学しやすくしていただくとよいですが、個人工房ですから、今のままでもよいかもしれません。作品を産み出す現場、ここで仕事をされているリアリティがあります。面白いものを拝見できました。着物に興味のある方をご案内するときっと喜ばれますね。


打ち合わせ室に展示してあった作品

下絵を拝見

説明される魚津さん

10月12日(水) ノルディックウォーキング
 午前は東山界隈をぶらぶらして、着物観光のリサーチ。使えそうな場を調べて回る。午後は、辰口の芳珠記念病院でノルディックウォーキングの体験会に参加。15名の参加で楽しませていただきました。駐車場で練習した後、病院を出て、物見山公園まで行く。そこで小休憩をとり、そこからは足湯まで歩く。最後は、住宅地を歩き病院に戻りました。両手にポール(ストック)を持ち、それをつきながら歩くことで、体重が分散され、足腰への負担が軽くなるとのこと。さらに腕を使うことで、運動量も増えるとのことです。病院に戻ってきて、最後のストレッチを終了した後、病院に通っておられるお客様から、ポールはどうしたら手に入るか聞かれました。病院として足腰の弱っている患者さんへのアドバイスや体験会を実施すべきですね。但し、お客様は相当足が弱っておられるようだったので、最初は水中運動をされることをおすすめしておきました。近くにクアハウス九谷や辰口丘陵公園のプールもあるので、水中運動はしやすいはずです。もっと施設や地域の人材を活用して、健康づくりを進められるとよいですね。ノルディックウォーキングは珠洲のビーチホテル一里野温泉の宿泊施設でも体験できます。


まずはポールを使って歩く練習

物見山公園で階段の登り方をアドバイス

途中にある足湯で疲れを癒す

10月11日(火) 小杉勝郎氏
 ジィー・プランニング代表の小杉勝郎氏の通夜に参列いたしました。最後にお嬢様二人が挨拶され、歌を唄うという珍しい演出で、小杉さんらしい趣向のよい通夜でした。小杉氏とは、北國新聞社が1988年から取り組み始めた「夢半島のと」キャンペーンのJAPAN TENT、半島会議、ツールドのとなどのイベントで常にご一緒していました。20数年前のことですが、その後もいろいろなイベントに関わっておられたので、ご一緒することの多い方でした。最近は白山麓の木滑(きなめり)で里山地域の振興に取り組んでおられましたので、どこかでご一緒できればと思っていましたが、叶いませんでした。この金沢便りも読んでいただいていました。取り組まれていたことが共通していますので、どこかでつながっていたと信じたいですね。ご冥福をお祈り申し上げます。


10月10日(月) 上高地
 2年ぶりに上高地に行く。8時半過ぎに金沢を出て、杜の里から福光に抜け、福光インターから高速で飛騨清見経由で高山へ、そこからは下道を平湯温泉を目指す。平湯温泉発10時45分のバスで上高地へ入る。上高地バスターミナルまで行き、そこから歩く。河童橋を渡り、明神池まで歩く。拝観料を払い、明神池を拝見した後、明神橋を渡り、さらに上流にある徳沢を目指す。初めてのことであるが、途中にきつい坂があり、坂を登りきったところで休憩。それでも、先に進み、徳沢までたどり着くことができました。途中の道が石がごろごろしていて、疲れている人には向いていません。上高地程の自然があると、ガイドツアーも楽しめそうなのだが、出会ったツアーは1組だけでした。もちろん、山登りをしてきたのではないかというグループにガイドが着いている光景は何度も見ましたが。勢いよく歩いているお客様が多く、歩く為に来ているのかもしれませんね。自然を学ぶ、自然を知るというよりも、自然に触れることが目的なのかもしれません。バスターミナルに戻っておどろいたのは、バスツアーのお客様が多かったことです。個人では気軽に来れないイメージが強いのか、団体でお越しになるお客様もたくさんいるということでしょうね。バスターミナルを16:45発のバスに乗り、平湯に出る。帰りは神岡、富山経由で戻るが、金沢に着いたのは20時ぐらいでした。


河童橋からの眺め

明神池

徳沢のキャンプ場横の沢

10月9日(日) 桂の森
 天気が良かったので、桂湖にお邪魔して森歩きに挑戦しました。前半は森林浴の森を上流側から歩き、歩道の草や邪魔な木を切って行きました。大きなブナが2本立っている下で昼食にしました。斜面がきついので、緩やかな斜めの道をつけて、ルートを設定することも可能です。後半は展望スペースへの道を開きに参りましたが、10年以上ほったらかしになっていたようで、歩道に大きな木が生えており、それを羽馬さんがナタで切り、細かい竹等を当方が枝切り鋏で刈り、最後に坂口さんが片付けるという連携プレーで進みましたが、途中で断念しました。展望スペースまではまだまだありそうですが、次回は応援も頼んで、きれいにしたいものです。眼下に桂湖や対岸の山々が望める眺望は魅力的です。将来は森の中で憩えるゾーンも設定したい。ダム湖に沈んだ桂集落の人々が生活の為に利用していた 里山ですから、大切に保全しつつ活かせるとよいですね。桂湖に常駐している坂口さんはブログ・五箇山のもりで情報発信してくれています。


ブナの巨木2本

歩道下のブナの大木

杉林の上のブナ林

10月8日(土) 坂のまちアートinやつお
 9時過ぎに金沢を出て八尾に向かう。坂のまちアートinやつおを拝見するためです。毎年のようにお邪魔していますが、今年は晴天に恵まれて、素晴らしいイベント日和が続きそうです。初日から大勢の人出です。上新町商店街では恒例の「なりひら風の市」も開かれていました。40店舗ほどの店がテントで商売されています。先日、穴水までお越しいただきお話いただいた内容の通りでした。昼はテントで出店されていた飛騨牛コロッケ、水餃子、ますの寿司をいただきました。アートは東町、西町、上新町、西新町、東新町、諏訪町、鏡町のエリアの町家や商店、公園などに展示されています。町家の中を覗けることも魅力の一つです。今年初めて参加したという作家さんもいて、新たな出会いが継続されることを期待したい。作り手が会場にいて、お客様が会話が楽しめることも重要な要素です。途中、おおつか茶舗新だちでスイーツをいただきながら休憩。楽しみポイントの一つです。帰る途中には、澤井さんの農場に立ち寄り、りんごをいただく。美味しいみやげになりました。


お客様と語る

腰掛けになっている猫・梅福さん作

聳庵での作品展示

おおつか茶舗でいただいた抹茶スイーツ

なりひら風の市のにぎわい

新だちさんでいただいたコーヒーゼリーパフェ

10月7日(金) 能美の里山歩き
 午前は八尾山田商工会に坂のまちアートinやつおに連動して、商店に展示していただくタペストリーの真ん中に入れていただく一文字を届ける。午後は能美の里山でのヘルスツーリズム体験会に参加。芳珠記念病院能美の里山ファン倶楽部との連携により実施されています。最初と最後に血圧や血中酸素濃度を測ることとストレッチを病院スタッフが行ない、森の案内は里山ファン倶楽部のメンバーを行ないます。能美の里山の活用計画を取りまとめた際に、想定していた地域内連携のよいモデルです。今後の深化を期待したい。そのために、取り組んでいただくとよいのは、森の中での癒しのプログラムですね。それと森をもう少し明るくしていただくと心理的抵抗感が少なくなると思われます。昼は久しぶりに大仙さんでいただきました。里山のそば屋さんという雰囲気です。


能美の里山ファン倶楽部の事務所で

森の中で

大仙さんのそば

10月6日(木) 門前3題
 穴水からスタートし、能登事務所に立ち寄り、資料を作成。その後、珠洲へ行き、打ち合わせ。その後輪島に向かう。途中、曽々木に立ち寄り、藤平さんのご自宅に資料をお届けする。さらに、輪島に移動し、中浦さんのところで打ち合わせ。お宿たなか、輪島市役所もおたずねした後、門前に向かう。浦上地区を通りかかった時に、懐かしい風景を見つけました。はさかけされた稲が門のようになっていました。自分が富山にいたころにはよく見かけた風景でした。その後、手仕事屋でそばをいただき、星野さんを待っていたら、きのこを持って帰ってこられました。サマツと呼ばれる松茸もどきの大きく重いきのこでした。能登では各地で出るようで、先日も珠洲の朝市で拝見したものでした。


大きな門型のはさかけ

手仕事屋のそば

サマツ

10月5日(水) 一般住民も参加する商店街活動を
 穴水町商工会で行われた商店街リーダー養成研修会でコーディネーターをさせていただきました。八尾の上新町商工振興協同組合の井山理事長と前理事長の川倉さんにお越しいただき、これまでの取り組みについてお話をいただき、その後質疑応答で対話を重ねていただきました。その後、9時過ぎからは近くの ちゃんこ鍋、一品料理 力(りき)で懇親会があり、穴水の人々と一緒にいろいろ議論させていただきました。今日、お話をさせていただいたのは、商店街の活動であっても、商店街に住んでいる住民の方にも、参画いただいて活動を展開することです。特に商売を廃業された方などにも参加いただけるようにすることが喜ばれそうです。街並みを美しく、魅力的にするためには日々のメンテナンスが必要ですから。


懇親会の様子

力のお造り

力のお鍋

10月4日(火) 八尾でエコツーリズムを語る
 エコツーリズムの社会的意義と役割を語り続けたい。観光関係者の多くの皆さんは、エコツーリズムについてはまだまだ?です。実際にそれだけの魅力あるプログラムも少なく、地域への利益還元をしっかり行なっている事業体も 少ないのが現状です。今日お邪魔した八尾においては、街歩きのガイドツアーを有償で行ない、そのお金の一部をおわらの伝承や街並みや景観の保全に活かす仕組むが期待されますし、ガイドを仕事にできるようにすることで、一般社団法人の観光協会の財政基盤もしっかりすると考えられます。まち歩きであれ、森歩きであれ、保険をしっかりかけ、救急救命の研修等も実施、かつ、安全管理を確実に行なえるようにしないといけません。そのようなことは無償のボランティアでは難しい。公の助成金があれば別ですが。地域の魅力や価値をしっかり伝え、地域のファンになっていただくことを目指すためには、プロとしてのガイド(インタープリター)の育成を目指すべきです。多くを語らず、お客様から質問されたことに的確に答えられるようにすること、そのためには経験の蓄積も必要ですが、一定のレベルに達した人だけがガイドにつくという基準を設けるべきです。それが、ガイドと地域への評価を高めることにもつながります。地域の人や文化、自然資源とお客様をつなぐ役割としてインタープリターという概念は重要です。そのような観点での観光施策を期待したい。八尾山田商工会での会議の後は、風庵でそばをいただく。ご主人夫妻は相変わらずお元気だ。午後は、大長谷で今村さんと杉林さんという脱サラ農家の現場を拝見に行く。それぞれこだわりの農業を実践されていて魅力的だ。


風庵のおろしそば

今村さんの畑

杉林さんのトマト

10月3日(月) 着物観光
 外国の方に加賀友禅の着物を着ていただき、金沢の伝統文化に触れていただくという観光モデルづくりに取り組んでいます。その実験を東山で行ないました。お好みの着物を選んでいただき、着付け、髪結いをして、東山界隈の散策を、ガイド付きで楽しんでいただきました。ポイントで写真を撮影し、最後はアルバムにしてお届けするというサービスもつける想定です。試しに行なってみて、気付いたことを反省会で出し合いました。やはり盛り込み過ぎるといけないようです。興味関心のあることについては詳しく知りたいと、多くの質問をされるのが海外のお客様です。草履で長い距離を歩くのは難しい、着物を長時間着ていることも難しいので、そのことを踏まえたコース設計が必要ですね。学ぶ事の多い実験でした。


梅ノ橋の上で撮影

クリスチャンの彼女に神社はNGでした

茶屋の2階で

10月2日(日) 春日神社750年祭
 飯田町内に泊まっていたので、7時過ぎには、二七の朝市を見学に行く。今日の出店は7名でした。厳しい状況が続いていますが、何とか継続するための方策を考え実施していきたいものです。お客様が増えることと出店者が増えることが同時に追求されないといけません。道の駅すずなりで毎週日曜開催の「おらっちゃの里山市場」も見学。かつてのプラットフォームを使った売り場は屋根付きで販売もしやすそうです。道路上で行なう市の難しさを感じる。次に春日神社での神事を拝見、さらに春日通りで稚児行列も撮影させていただきました。燈籠山とキリコが一堂に集まるという珍しい行事でした。50年後までないかもしれない貴重な場に遭遇しました。稚児行列が行なわれたのは50年前ですから、2度と拝見することはできないでしょうね。


春日神社での神事

山車とキリコの間を進む稚児たち

燈籠山とキリコ

10月1日(土) 珠洲で過ごす1日
 午前に金沢を出て、珠洲に向かう。途中、道の駅桜峠に寄る。シバタケが今年初めて入ってきたが、量が少ないので、能登丼の味噌汁にされるとのこと。ここは季節のキノコや山菜が販売されるお店です。詳しくはブログをご覧下さい。昼前に珠洲に着き、飯田わくわく広場の様子を見学。広場では、明日の春日神社の750年祭のために、小さな燈籠山が組み立てられいました。個人で作られたものですが、明日の稚児行列の際に子どもたちに曳かれるとのこと。昼は珠洲ビーチホテルで大浜大豆の豆腐丼をいただく。午後は、8階のサロンに改装予定の8階で打ち合わせ。下のプールでは、激しく水中運動中でした。指導していたのは、昨日、山中温泉で水中運動の体験会に参加されていた鍋島奈緒美さんです。医療機関での運動とは大きく異なっていますね。その後、市内のお店を回り、きのこまつりの情報収集と相談を。いくつかのお店では、すでにきのこ関連商品が店頭に並んでいます。メルヘン日進堂では、きのこモンブラン、きのこシュークリーム、多間本家では、きのこシチューパン、多間栄開堂では生菓子「松茸」、泉谷菓子舗では、通年販売の松茸羊羹と上生菓子「松茸」、山口陶器店山口本家金物店では、きのこ穫り用のかご、今後、さらに増えていくことを期待したい。夜は飲食店を回り、きのこ料理についてヒアリング。季節のきのこがこれから味わえそうで、楽しみです。


道の駅桜峠で拝見したシバタケ

メルヘン日進堂のきのこシュークリーム

山口本家のきのこ穫り用の腰かご

以前の金沢便りはこちらをご覧ください。

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