
■鯉の榊立
鯉をモチーフにした、柱に掛けるタイプの榊立(さかき・たて)が今でも使われています。漁師町でも農村でも使われてきました。
15年ほど前に、止めようかという話もあったが、古い家では相変わらず使っているし、型が残っているので、200単位で追加生産しています。金沢方面からわざわざ買いに来られる方もあります。
■魚を食べるための器
刺身の猪口(ちょく)も多い。漁師町なので、魚に関連した器はやっぱり多いです。
魚を食べるための器も多い。それも時代に応じて変わってきています。例えば、刺身の作り方が大きくなってきているので、猪口も大きくなっていますね。
■弁皿(べんざら)
弁皿という、底が広くて深い皿が特徴的。弁皿の「弁」というのは、「魚」のこと。汁皿で、カニやタラ汁を飲むために使われます。骨酒と同じように使うものです。型は、魚貝類を炊いた汁が飲みやすいように、へりが下がっていたり。
カニやタラを入れて、汁を飲むと全然違いますよ。この辺りの人は、この皿でタラを食べるのが習慣になっています。
東京では見つからないので、魚と一緒にこの皿を送ったことが何度もありました。
■店頭にはお銚子も多い
昔は、祭りの時季には、どこの家でも多くのお客さんを迎えるので、一軒にまとまった数の銚子が売れました。一組20本ぐらいを単位に動いてましたが、最近はあまり売れない。燗酒ではなくて、冷酒が多くなっているせいもあるのかな。 |
■キリコの絵柄の入った器 土産品が少ないので、あばれ祭りの土産として、祭りのキリコの絵柄が入った器をオリジナルで作って販売しています。ここだけのオリジナル商品なので、大切にしてゆきたいですね。
■いろんな商売
陶器の商売を始めて40年ぐらい。父が店を継いだ時に始めた。他に陶器屋が無くて、すごく売れたらしいです。いろんな商売をしてました。網元、米、北国新聞の販売、カイコも飼っていた。
おじいちゃんが鳥の餌も売っていたので、今でも残っています。昔は、山でとってきた鳥も売っていたようです。そのままずっとつながっているお客さんもおいでます。
■花の販売
能都町で花を販売した店としては一番古い。花を始めて30年ぐらい。
器を売ったら、花も欲しいと言われて、扱うようになった。百貨店みたいなもの。今は商品の半分以上が花です。
■蔵の中
昔から使っている倉は、古い造りです。階段の天井にはネズミよけの戸が入っていますし、ドアの鍵も、簡単には開かないようにからくりが施されている。
ゆっくり探すと、古い道具類がいろいろ出てきそうだけど、何がどこに入っているかよく分かってない。古文書の類もあるようだけど、しっかり調べたことはない。漆掛けの長持ちなども貴重品かな。 |