■昆布削りは3年で第一歩
昆布は、北海道の道南のものからいろんな地域のものが入ってきています。利尻昆布もあれば、羅臼昆布もあります。
今は、主人と弟、息子の他、職人が何人かいます。昆布の仕事は、大阪の問屋で修行して、地元に帰って仕事をしている人が多く、福井が最も多いです。自分たちも福井の敦賀で習って仕事をしていました。
昆布を削る技で一人前になるには、三年かかると言われています。でも、本当にお金になる仕事をするためには、もう少しかかると思います。きれいに削れるようになるまでで、三年ということです。
■健康食品としての魅力
『おぼろ昆布』は、アルカリ食品の王様やから、血液をきれいにするとか、健康食品としての価値は、みんな知っているみたい。でも、出汁(ダシ)昆布を利用する人は少ないね。
「利尻昆布は濁らないけれど、羅臼は濁ります」と説明はしています。濁るので、料理の専門家たちは、「水につけておいた後、上げてください」と言います。栄養を考えたら全部食べた方が良いですよ。
昆布を意識して食べるような人は、健康にも気をつけていることが多くて、長生きの人が多いようです。
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■全国の物産展へ
北海道から九州、沖縄など、全国の物産展に出かけていっています。地方によって、食べる昆布は違いますね。
北海道では、「うちらは漁師だ」という方が来ます。「北海道の産物を、全国に紹介して回っているんやから」と笑わせたりしています。プロが来たりするから、手許でいい加減な仕事はできないけれど、お客さんとのやり取りも大切。実演販売で売ると、「できたては美味しいね」と誉めてもらえますね。
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旨味と香りがたっぷり。
やめられなくなる
味わいで誘います。 |
■顔を見に来てくれるお付き合い
毎年行く物産展では、おばあちゃんが孫に会うような感じで、うちの息子に会うために楽しみに来られる方もいます。おにぎりやサンドイッチを持ってきてくださる方も。
マネキンの方からは「奥さん、喋っていてばかりではダメ」とよく言われますが、そんなお客様は後から追加で注文してくれたりするから大丈夫。
■漁師町・宇出津で認められる
宇出津は漁師町。漁師は北海道に行くから、昆布は土産に持って帰ってくるものだった。だから「昆布はもらうもの」という意識も根強かった。ようやく宇出津でも認めてもらえるようになりました。 |