
この日は獅子舞のお獅子を修繕。
■キリコの作り方
キリコづくりは昔から「百人工(ひゃくにんく)」と言われます。今は、昔より細工に手が込んでいるから120日はかかります。
主にアテの木を使い、4本柱はアテの中でも堅いのを使います。肩根棒はスギの1本もの、黄色く見えるところはアカタビです。
土台は最後に作ります。釘は屋根を留めたりするのには使うが、少ないです。金物も天幕も地元で作ります。
■難しいのは強度
担ぐ人数が減っているから、「もっと軽くならんのか」と要望が出ます。でも、強度が心配になってくるから難しいんです。
一番難しいのが、実は強度。細かい細工は、それに比べれば難しくない。
強度計算の方法は特にないんです。経験と勘が頼りです。 |
■能都にはキリコが50ほどある
能登の夏の風物詩・祭りキリコの中でも、能都のキリコは、高さ6メートル・長さ6間(10m強)。1町内に2台あり、全部で50近くあります。他に、サイズの小さいものや子どもキリコもあり、総数にすればかなりあります。
能都は周辺に比べて新築のペースが早いです。10年から5、6年で作り替えます。他所はもっと長く、例えばキリコを漆塗りにするところはやはり長く使います。宇出津の新築で使われなくなったキリコが、他の地域の祭に使われたりもしています。
■キリコの設計図は木
紙のいわゆる設計図は使いません。木に、直接原寸で書いてあるのが設計図代わり。台の高さやパーツの長さを、木に直接書き込んであります。
紙の図としては、今は使っていませんが、昔、じいちゃんが資料として書いた本に設計図が載っているのがあります。

作業所には細工彫りの施された部分や、
設計図代わりの原木が。
ここでキリコが生まれている。
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