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■関西と金沢で修行
修行は、京都の料理屋に2年間いたのが最初。金沢でも、旅館、割烹、料理屋、レストランと一通りのことを経験してきた。素材的には、扱ったことがないものは少ない。26歳の時に帰ってきた。本当は表通りに面した方がいいけれど、秘密の場所みたいになっている。開店して、16年半ぐらいになる。
■常に新しいものを
俺が作る突き出しは人気がある。 毎日違ったものを作っている。出来ん日もあるけど。あとは魚やから、季節で「何かないか」と考えている。
しょっちゅう来る人は地元の人やから魚には目が肥えている。昨日良くても、今日は出せん。常連さんが多いから次から次と新しいものを求めてくる。大層いけれど、今がベスト。 ■クジラの波皮 (ベーコン)
波皮はクジラの一番美味しいところやからね。腹に霜が入っていて、肉と脂の混ざり具合がちょうどよい。全体の皮の4分の1か5分の1しかない。舌のさえずりとかもあるが、なかなか手に入らない。 ■地元の人は昼に魚を食べない
昼も店は開いている。予約での会食かカウンターで定食を食べていただく。地元の人は意外に、昼は魚を食べない。女性客も男性客も「焼き魚定食をくれ」と言わないし、刺身もあまり出ない。
旅の人が来れば出るね。
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■魚のことならおまかせ
宇出津であがる魚は多いが、どれを見ても全部分る。使うのは40〜50種類ぐらいかな。白子の天ぷらは、店を始めた最初の頃に始めた。試しに出したら好評だった。
■風来坊という名前の由来は
主人が風来坊みたいと思っている地元の人も多いみたいだが、「お客さんが風来坊みたいにふらっと立ち寄れる店」という意味で付けた。仕事はいたって真面目にしている。そのかわり、定休日の日曜日は、連休だろうがお盆だろうが絶対休む。それ以外で休むのは、正月と祭りの時ぐらい。
■地元のリピーター率9割
常連さんがほとんど。お客さんは入っても15人まで。座敷での宴会の比率が多い。カウンターは常連で占められて、男性客が主体。座敷は女性も多い。地元の人が圧倒的に多いし、リピーターが多い。余計、難しいし、気が抜けない。 |